アーティストインタビュー「山下輝」 - FROM ARTIST

アーティストインタビュー「山下輝」

本日は、2011年から作家活動を本格的に始め、画材や技法に囚われず様々なスタイルで作品の世界を表現するアーティスト「山下輝」さんにお話を伺いました。

本日はアーティストインタビューにご協力くださりありがとうございます!

まず初めに、アーティストになりたいと思ったきっかけは何ですか?

世界の問題や、日常で感じる感覚、イメージの中で創作するものなど、言葉で伝えるのが難しいことを絵を通じて伝えられたら素晴らしいと思ったからです。


本格的に作家活動を始める際、自身の背中を押す原動力になったものやエピソードはありますか?

20代半ばまで音楽活動をしていた経験が今の絵を描く表現に結びついていると感じます。あと、2011年の震災が絵を描く大きな原動力となっていまして、自分を知らない人にでも絵を通じて生きる喜びや楽しさを伝えられたらと思っています。


2011年の災害を皮切りに作家活動を始めたとのことですが、当時と現在を比べて心境や作風で変わった点はありますか?

震災当時はテーマが命や自然などの作品を描き、命の尊さや人々への祈りのようなものを作品にこめていました。現在はもう少し視野を広げ、色彩感や立体感を意識したり、絵の中に物語性を持たせたりするような作品になりました。


時が経つにつれて、少しずつ作品に対する姿勢にも変化が出ているんですね。

では、今の作品のスタイルと、そこに行きついた経緯を教えてください。

もともと絵は独学ではじめましたが、スタイルや精神的な部分では岡本太郎の影響を受けています。一つの枠に収まらないで自分自身をキャンバスにぶつけていくような姿勢に憧れます。僕自身もさまざまスタイルがありますが、壊して再構築したり、実験や遊びの精神を忘れないように心がけて制作しています。


普段の作品制作で心がけている事はありますか?

シリーズの作品を描いたりしますが、同じ絵は描かないと決めています。自分のスタイルも慣れてしまうと飽きてしまうので、幾つかあるスタイルを組み合わせたりしながら制作しています。


モチベーションを保つためにも、制作していて飽きない工夫というのはとても大切ですね!

様々な技法で作品制作をされていると思いますが、その中でも得意な技法などあれば教えてください。

ジャクソンポロックが好きで真似をしていた時期がありますので、アクションペインティングは得意か分かりませんが好きな技法です。他にはペイントナイフや道具を使って造形をつくるのも得意です。


制作におけるインスピレーションはどのような所から受けますか?

さまざなジャンルの音楽を聴いていること。小説を読みながらイメージを膨らませること。日常でみた景色の色彩や感じたことなど全てがインスピレーションになります。


カラフルな作品を複数制作されていますが、個人的に「Good Place」の太陽と月で釣りをしている絵が独創的で、印象的でした。

私生活ではなかなか思いつかないテーマだなと感じたのですが、どのような状況でこういったアイデアが生まれてきますか?

知り合った方で釣り好きの人がいまして、僕は釣りはやらないのですが、その方の釣りの話しを聞いた時に、ふと自分が好きなテーマの宇宙と釣りを合わせたらどうなるのだろうというところからイメージを広げて描きました。


今後挑戦してみたいと思っている表現やテーマはありますか?

水墨画や水彩画など水分の加減で表現する作品や銅版画などをやってみたいと思っています。


最後に、FROM ARTISTをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。

ここまで読んで頂きありがとうございます。まだまだ国内では好きなアートを購入して飾る機会は少ないのですが、こういった場でアートを知ることが一つのきっかけになると思っています。僕のアート作品を気に入って頂けるように作品数も少しずつ増やしていきますので、よろしくお願いします。

 

FROMARTIST掲載中の作品をご紹介

 

 

作品名:Good Place

 詳細ページURL: https://from-artist.com/products/good-place

 

アーティストプロフィール:https://from-artist.com/collections/yamashitaakira

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