アーティストインタビュー「山本千鶴」 - FROM ARTIST

アーティストインタビュー「山本千鶴」

本日は、抽象画をメインに個展の開催などの経験もある「山本千鶴」さんにお話をお伺いしました。


本日はインタビューにご協力くださり、ありがとうございます!

まず、絵を描き始めたきっかけはなんですか?

小さい頃にチラシの裏に絵をかいて遊んでいたのを褒められてうれしくてそのままずっと、という感じです。


幼少期から絵を描くことが好きだったんですね。

アーティストになろうと本格的に思い始めたのはいつごろからでしょうか?

昔から絵を描いたり物を作ったり(陶芸など)していて、何かを作っている人であろうと思ったのは子供の頃からずっと変わりません。

画家だと思えたのは最近です。


プロフィールでは専門学校を卒業後会社に勤めていたとのことですが、ゲーム会社への就職から、抽象画をメインとした現在の作家活動に至った経緯を教えてください。

専門学校でイラストレーションを専攻していたので、クリエイターとして仕事がしたくてゲーム制作の仕事に就きました。

会社にいる間からイラストの個展を開いたり、さらにイラストレーションの勉強をしに東京まで通ってみたり、いろいろ活動してきました。

すればする程自分の中で確認できたのが、アイデアやコンセプトなどを説明したり表現することが大事な【イラストレーション】は

自分の絵を描きたい衝動とは合っていないということでした。絵を描いて仕事にするというのがイラストしか思い当たらず、

美術や絵画は広くて遠い世界のようで考えたことがありませんでした。ものすごく遠回りをした結果、そぎ落として大事なことだけ残したら抽象画になりました


自身のスタイルを確立させていく中で、影響を受けたアーティストはいますか?また、どんな部分に影響を受けましたか?

音楽家の中村佳穂さんの作品に勇気をもらいました。自由に表現していいんだって励まされ、背中を押されました。

あと一緒に暮らしているねこ達の生まれながらの個性と自由さ。

絵を見て一番感動したのはオルセーでみたセザンヌのりんごとオレンジ。


今の作品のスタイルと、そこに行きついた経緯を教えてください。

【絵を描くのが好き=何か(モチーフ)を描かなくてはいけない】

という自分を縛っていた呪いみたいなものがやっと解けて抽象画へ。

絵を描く前は自分の中は真っ白にして、取り組んでる間に生まれてくるものを

すくいあげたいと思っています。

沢山ある分岐の中から手探りで正直に選んでいくと自分の絵になる。


様々な思いがあって今の作品を制作されていると思いますが、

自身の作品・抽象画の見所や魅力を教えてください。

見たいように見て欲しいです。

感じたままに味わって絵の中で迷子になってもらえたら。


制作におけるインスピレーションはどのような所から受けますか?

日常で何かに心が動いたりすることがエネルギーに変わります。

絵のモチーフやヒントを周りに探すことはなくなりました。素敵なことは素敵なままに。


今後挑戦してみたいと思っている表現やテーマはありますか?

テーマはありませんが、色やタッチや構成でワクワクしたいです。

できれば大きい作品を描いてみたいです。


プライベートについても聞かせてください!アート以外に興味がある事、趣味などはありますか?

家族と犬と猫との暮らし。ゲーム、近所の散歩。一人の時間。珈琲。


ここまでお話しいただき、ありがとうございました!

最後に、座右の銘を教えてください。

好きこそ物の上手なれ

 

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