アーティストインタビュー「河野隆尋」 - FROM ARTIST

アーティストインタビュー「河野隆尋」

 

今回は、勢いのあるストロークが印象的な抽象画を描くアーティスト「河野隆尋」さんにお話をお伺いしました。



本日はアーティストインタビューにお応えいただき、ありがとうございます!

河野さんは昔からアートや芸術に触れる機会は多かったですか?

これまで見てきたアート作品や絵画で、自身に影響しているもの、尊敬しているものなどあれば教えてください。

はい、多かったですね。

サイ・トゥオンブリー、ゲルハルト・リヒター、デ・クーニンク、ジョアン・ミロなどが印象に残っています。


影響を受けたものも、やはり抽象画のアーティストからが多かったのですね!実際に作品を調べてみましたが、どれも独特の個性を感じられる作品ばかりでした…

ちなみに、アーティストとして活動を始めたのはいつ頃からでしょうか?作家活動を始めるきっかけなどがあれば、教えてください。

わたしは25年前から活動しています。専門の大学を出てから、長いスランプがあり、ある時何気ない落書きを描いていた時に、一生絵を描けるようなイメージが降りてきました。


専門の大学を出てから…というと、だいたい20~30代くらいの頃がスランプの時期だったのでしょうか?

35歳のそのある時から現在まで、イメージとか、少しずつ変わっていますが、今のスタイルは、わたしの死後も作品が長く残る事を期待して、アクリル絵の具を捨てて油絵の具で描くことに決めました。一貫して抽象表現主義のくくりになるのかなと思っています。


作者がなくなった後も作品は変わらずファンに愛されるものだと思うので、ひょっとしたら数十年後に誰かが作品展を開いたりもっとたくさんの人に作品が知られたりしているかもしれないですね…!

次に作品制作のお話になりますが、得意・好きな技法などあれば教えてください。

箒にタオルをかぶせて、それを刷毛の代わりにして、太い線というか色面をキャンバスに叩きつけて制作しています。


普段の制作におけるインスピレーションはどのような所から受けますか?

好きなロックミュージックから。しかし、好みの曲は限られており、これから先の若者のロックミュージックには、期待できないのが寂しい。ゾーンに入ると音楽も聴こえなくなります。天から降ってくるに任せて、行き当たりばったりで、次にどのように筆を運ぶかとか、考えもしません。とりあえず、一回のストロークのこと以外頭に浮かびません。


時代が流れるにつれて、世間の流行なども目まぐるしく変わるので難しいところはありますよね。

昔と今の自分を比べて、普段の生活や心境で何か変わったことはありますか?

しあわせは気付くものということが腑に落ちました。「足るを知る」を日々心がけています。また、今まで収入に本気で困ったことがなかったことで、収入の額は、今に生きることには関係ないと悟りました。


しあわせは気付くもの、という言葉に個人的にグッときました。いい言葉ですね…!

アート以外に興味がある事、趣味などはありますか?

コーヒー、ジャズ、クラシック、ツーリング、たまにお酒を嗜みます。


今後どんな作品を制作していきたいと考えていますか?どんな人に作品を見てもらいたいか、などあれば教えてください。

タブローもドローイング も無限にイメージが湧くので、このままのスタイルで変わらなくても良いとも思えるし、変化が必然的に出て来ればそれを楽しみます。大きな作品からポストカードのドローイング まで、気の向くままに描いていきます。ピカソのように、絵に関心がない人にもインパクトを与えるような存在になりたいです。それにより、わたしの絵を愛してくれる人に届くのかなとも思っています。


これからもたくさんの作品が見れるのを楽しみにしています!

最後に、FROM ARTISTをご覧の皆様にメッセージをお願いします。

わたしの絵の価値はお金では計れません。しかしこのプラットフォームは利用したいので、苦肉の策として、プラットフォームの取り分と額縁代、送料を引いた額を買っていただいた方にお返ししたく思っています。お金の無い世の中を目指す足がかりとして、わたしが手始めにやれることかと思ってご理解ください。

 

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河野さん、貴重なお時間をいただきありがとうございました!

これからもFROM ARTISTでは、様々なアーティストをゲストにお呼びしてお話を伺っていきたいと思っています。

これを機会に、アーティストの皆様の作品を知るきっかけになりましたら幸いです!

 

作品名:枯山水

作品詳細ページ:https://from-artist.com/products/karesannsui

アーティスト詳細ページ:https://from-artist.com/collections/kawanotakahiro

 

 執筆者:フミトリツムギ

FROM ARTIST運営スタッフ。特集記事やコラムを組んだり、アーティスト目線での運営のサポートを行っています。

普段は専門学校で講師を行いつつ、個展や公募展など作家活動に励んでいます。

 

監修者:戸井田翔馬

BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。

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