側溝の苔に差す光、劣化した鉄板の雫。ネイリストJUNが描く「濁りの中の美」と、映像から紡ぐ最高のアート時間【JUN インタビュー】

側溝の苔に差す光、劣化した鉄板の雫。ネイリストJUNが描く「濁りの中の美」と、映像から紡ぐ最高のアート時間【JUN インタビュー】

ネイリストとアーティスト、二つの顔を持つJUNさんの創作活動

今回はアルコールインクアーティストとして活動されている「JUN」さんにお話しを伺いました。

インタビュアー:本日はよろしくお願いいたします!自己紹介と、現在どのような作品(活動)を中心に制作されているか教えてください。

JUN:アルコールインクアーティストのJUNです。最初はアルコールインクアートからスタートしましたが、最近ではアクリル絵の具にも興味を持ち、その2つを組み合わせた作品も制作しています。

普段はネイリストとしてサロンワークをしながら、自宅サロンでワークショップを開催するなどして活動しています。空いている時間は、もっぱら絵を描くかゲームをして過ごしています。

小さな爪のキャンバスから始まった、私のアート人生

インタビュアー:ネイリストとしても活動されているのですね!では、アート・ものづくりの道を志した「原点」や、現在の活動を始めた「きっかけ」は何ですか?

JUN:ネイリストとしてネイルアートの素材を探していたときに、偶然アルコールインクを見つけたことがきっかけです。そこからまさかのアート人生が始まりました。爪という小さなキャンバスから、少しずつキャンバスのサイズが大きくなっていった感覚です。

美しさは「濁り」や「劣化」の中にある。独自のコンセプト

インタビュアー:なるほど!最初は爪がキャンパスだったのですね!作品を制作する上で、最も大切にしている「こだわり」や「コンセプト」を教えてください。

JUN:私のこだわりは、「濁ったようなもの」や「劣化したようなもの」です。これらが昔から好みなので、無意識のうちに濁りカラーを選んで使用していると思います。

コンセプトは、「濁りの中の美」です。 例えば、「側溝の陽の目を見ない苔に光が差し込む光景」や、「時を経て劣化した鉄板が、色を含んだ雫をまとっている瞬間」などに激しく目を奪われます。また、戦争映画が大好きなので、昔から大好きな迷彩柄もよく参考にしています。

ガンダムのOPや時代劇も!映像から生まれるインスピレーション

インタビュアー:迷彩!意外でした(笑)次に、日々の制作のアイデアやインスピレーションは、どのようなところから湧いてきますか?

JUN:インスピレーションの源は、制作中に観ている映像全般です。YouTubeや時代劇、歴史物、戦争物の映画やドラマなどを観ているときに、色やデザインのアイデアが湧いてくることがしばしばあります。

以前、ガンダムのオープニング映像に感動して、その色彩をアートに落とし込んだこともありました。「普段は見ないような知らない世界も、覗いてみるものだな」と、50歳を前にして改めて気づかされています。

画面越しでは伝わらない質感。「FROM ARTIST」企画展での挑戦

インタビュアー:本当に様々な所からインスピレーションを得ているのですね!それでは、これまでの活動の中で、特に印象に残っている出来事や、ご自身にとって「ターニングポイント」となった作品(または出来事)はありますか?

JUN:1つはやはり、ネイルのアイデア探しの中でアルコールインクアートに出会ったことです。小さなキャンバスから、A4、A3へとサイズアップし、今ではアクリル絵の具も取り入れてさらに大きな作品を描くようになりました。アートと向き合う時間も、自然と増えていきました。

もう1つは、「FROM ARTIST」様の企画展に参加させていただいたことです。 出展にあたり、これまでに描いてきた中で特に好きだったデザインを、新たに4枚仕上げるという大きなチャレンジをしました。長年描いてきた「シロガネ」という作品も、間近で見ていただけるように、さらに迫力を増して制作しました。

会場に足を運んでくださった方々から、「画面越しで見るのとは違って、来て本当によかった」と言っていただけたことは本当に嬉しかったです。私の作品は凹凸があるものが多いため、実物ならではの質感や雰囲気を楽しんでいただけたのだと思います。

最高の「オタク時間」を、ただただ続けていく

インタビュアー:企画展でも好評でしたね!実物でないと味わえない雰囲気はありますよね。次に、作家として、今後挑戦してみたいことや、これからの展望(夢)を教えてください。

JUN:とにかく、描くことをただただ続けていくことです。私にとって制作は、没頭できる何よりも楽しい時間です。

大好きな映像を観ながら絵を描く時間は、私にとって最高の「オタク時間」。これからもこの大切な時間を重ねていきたいです。

作品の背景にある「物語」を探る楽しさを

インタビュアー:「オタク時間」!素敵ですね!最後に、この記事を読んでいるファンの方や、これからJUNさんの作品に出会う方へメッセージをお願いします。

JUN:私の作品を見ていただくときは、「これは一体、何の影響を受けて生まれた作品なのだろう?」と、その背景を探りながら楽しんでいただけたら面白いのではないかと思っています。ぜひ、自由な視点でご覧ください。

 

 

【お名前(活動名)】

JUN
【肩書き・ジャンル】

アーティスト・抽象画

【FROM ARTISTアーティストページ】

https://app.from-artist.com/artist/jun

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