日本全国アートの旅 inさいたま【グランプリ】平澤誠 インタビュー - FROM ARTIST

日本全国アートの旅 inさいたま【グランプリ】平澤誠 インタビュー


多くの応援とご参加で無事閉幕した「日本全国アートの旅inさいたま」。
今回は、グランプリを受賞された平澤誠さんに普段の生活や作品についてお話を伺いました。
 
 
- グランプリおめでとうございます!
 
Q.前回の「日本全国アートの旅 inつくば」では入賞もされていましたが、今回の展示でグランプリを受賞されてどう感じましたか?
 
- 実は前回の日本全国アートの旅 inつくばが人生初の公募展へのチャレンジでした。筑波大学が母校だったので何か親近感があって応募させていただきました。入賞した「快晴の東京下町」は自分でも気に入っていた作品でしたので、来場者さんから一定のご評価がいただけたことがうれしかったですね。一方で、グランプリや準グランプリの作品を拝見して、次回はこちらを目指したいとの強い想いも湧き出てきました。今回はその想いを乗せた作品がグランプリに選ばれて、とても嬉しく思っております。展示スペースの受付のすぐ横の目につきやすい位置に展示されていたこともラッキーだったように思っております。
 
 
Q.前回の展示で入賞されてから、これまで周りの反応や絵の制作に関して何か変化などはありますか?
 
- この作品は家族と北千住の宿場町通りを散歩していて見つけた喫茶店を描いたものです。古い家屋を昭和レトロなお店に改装して営業しているお店が増えていてこの店もその1つです。モチーフとしてはとても興味深いと思いました。大きな掛け時計、ソフトクリームを形どったオブジェ、コーラのマークが入った赤いベンチなどがとても面白いと思いました。また、店先のテーブルに若いカップルが座り、親しげに会話していた場面も描きたいと思わせてくれる理由の1つになりました。
 
 
- 誰もが一度は目にしたことがある風景を淡くて奥深い水彩画で描くことによって作品に触れる皆さんの心を掴んでいるのですね。
 
 
Q.水彩画で作品を描くようになったきっかけはなんでしょうか?絵に関心を持った経緯や水彩画に対するこだわりがあれば教えてください!
 
- 大学卒業後にリクルートという会社に就職して求人広告の制作の仕事に携わりました。42歳からは独立して Web 広告制作の仕事を続けてきました。しかしコロナのために仕事が大幅に減ってしまい、そんな折、2021年5月初旬に、家の近くにある BOOKOFF で何気なく書棚を見ていて、水彩画アーティストの永山裕子さんの本に目が釘づけになりました。
「何でこんな魅力的な絵が描けるんだろう」とびっくりしてしまいました。
そんな矢先、私の娘から電話があり、「お父さん、明日65歳の誕生日だけど、プレゼントは何がいいの?」と聞かれました。その時とっさに水彩画でもやってみようかと冗談まじりに伝えました。そしたらなんと誕生日当日、宅配便でF10 のスケッチブックやホルベインの透明水彩絵具が送られてきたのです。そんなきっかけで水彩画を始めてみることになりました。
 
- とっても素敵なエピソード有難うございます!きっかけになる人がお二人がいらっしゃったのですね!
 
 
 
Q.平澤誠さんの作品では風景画が多いイメージですが、作品の題材探しで大事にしていること、気を付けていることなどはありますか?
 
- 最初は自宅にあった置物や花屋さんで買った花などを描いていました。でもすぐに飽きてしまい、それからは毎日の散歩中に見つけた、美しいと思った景色や郷愁を感じるような景色をスマホで撮り、家に戻って絵にすることにしたわけです。自分で見つけて撮影出来た景色にこだわることを大前提にしてきました。ネット上には美しい観光名所の写真などがたくさんありますが、著作権などもあるので、あくまで自分のスマホに残っている画像を見て描くことにこだわっています。大きなテーマとしては今も昔も変わらない懐かしさを感じるような風景、光の当たり方によって変化していく美しい風景などに出会えることを願っています。もう一つ意識していることがあるのですが、それは人物、自転車、車などがワンポイントで入っている風景が好きということです。それによって絵にストーリーが生まれ、観る人の想像を掻き立てる効果があるのではないかと思っています。
 
 
Q.最後の質問になります!今後参加予定のイベントや展示はありますか? FROM ARTIST をご覧の皆さんにお知らせしたいことなどあればぜひお願いします!
 
- 10月22日のことですが上位に入ると賞金が出る大き目の公募展に応募してみました。もし予選を通過できれば、2月に東京、3月に関西で展示されることになります。今後はFROM ARTIST さんのサービスをもっと活用していきたいと思っておりますし、第3回のアートの旅にもまた応募しようと思っておりますので引き続き、応援よろしくお願いします。最後にインスタグラムの方で作品を公開していますのでぜひ観に来ていただけるとありがたいです。@makoto.hirasawa1で探してみて下さい。
 
 
- 平澤誠さん、今回はグランプリインタビューにご協力くださりありがとうございました。今後のご活動も楽しみにしております!

 

 

下町のレトロな喫茶店

 

作品詳細ページ

https://from-artist.com/products/shitamachinoretoronajyunkissa

 

アーティスト詳細ページ

https://from-artist.com/collections/hirasawa-makoto

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