日常という名の“宝さがし”。千葉の「トカイナカ」から届く、心に優しく寄り添う油絵の世界【Hamaインタビュー】

日常という名の“宝さがし”。千葉の「トカイナカ」から届く、心に優しく寄り添う油絵の世界【Hamaインタビュー】

千葉の「トカイナカ」で自由に描く、日々の暮らしに溶け込む油絵の世界

今回は具象、抽象画家として活動されている「Hama」さんにお話しを伺いました。

インタビュアー:本日はよろしくお願いいたします!自己紹介と、現在どのような作品(活動)を中心に制作されているか教えてください。

Hama:福岡出身で、現在は千葉の「トカイナカ」で、のびのびと自由に創作活動をしています。日々の暮らしや旅先で見つけたもの、特に深く感動したり、心が動かされたりした瞬間をキャンバスにかたちにしています。

技法は油絵がメインですが、ときにはアクリルガッシュなども使用します。制作した作品は、Instagramでご紹介しながら、オンラインでの販売や展示会への出品を行っています。

留学先での出会いと、コロナ禍の「畑仕事」が教えてくれた描く喜び

インタビュアー:2つの技法を使い分けているのですね!では、アート・ものづくりの道を志した「原点」や、現在の活動を始めた「きっかけ」を教えてください。

Hama: 実は幼い頃は、絵に特別興味があったわけではありませんでした。高校時代の留学先で、英語がうまく話せなかったときに絵を専攻したことが私の原点です。想像以上に作品の世界に入り込むことができ、心が集中する楽しさを知りました。

その後、大学進学や就職を機に一度は絵から遠ざかりましたが、社会人になってしばらく経った頃、「自分が心地よいと感じるもの」を求めて絵画教室に通い始めました。当時はまだ教室に通うだけで、自宅で描くほどではなかったのですが、大きな転機となったのはコロナ禍です。

千葉に引っ越し、畑を借りて野菜を育て始めたことをきっかけに、徐々に生活の中で絵を描くようになっていきました。広い空を眺め、美しい色彩や鳥の声、季節の移り変わりを肌で感じるうちに、自然と「描きたい」という気持ちが湧き上がってきたのです。今振り返っても、とても不思議で素敵な体験でした。

日々のいとおしい「宝さがし」。ありのままの感情と美しさを求めて

インタビュアー: 生活の変化と共に絵との関係が変化していったのですね!作品を制作する上で、最も大切にしている「こだわり」や「コンセプト」は何ですか?

Hama:特別なできごとではなく、日常の中にある小さなできごとこそが絵になると感じています。「空気がおいしい」「天気がいい」「野草が可愛い」といった、日々のささやかな発見から描きたいものが生まれるのです。幼い頃に虫やボールを無邪気に追いかけたように、毎日いとおしい“宝さがし”をしているような気持ちで題材に向き合っています。

このように心が揺れ動くことそのものが、私の創作の原動力でありコンセプトです。着飾ることのない、ありのままの感情を表現できたらうれしいですね。

同時に、絵としての魅力を高めるための勉強や研究も欠かしません。どうすれば美しい絵になるか、構図はどうかなど、毎日たくさんの課題と向き合っています。好きな作家さんの展示に足を運んだり、具象と抽象の表現のつながりについて考えたりと、常に絵のことを考えて過ごしています。

真っ白なキャンバスは新しい自分を見つける旅。直感と写真から紡ぐインスピレーション

インタビュアー: 生活の中に常に創作が存在しているんですね!では、日々の制作のアイデアやインスピレーションは、どのようなところから湧いてきますか?

Hama:先ほどお話ししたように、日々の暮らしや旅先です。たとえば畑では、小さな種がやがて大きな実へと育っていきます。「種を植えなければ何も育たない」という気づきは、絵にも通じています。

真っ白なキャンバスも、描き始めれば必ず何かしらの形になると信じています。臆することなく、新しい自分や表現を見つける旅に出るような気分でキャンバスに向き合っています。

インスピレーションについては、ほぼ直感と「自分のものさし」で決めています。抽象画の場合は、突然ひらめく色や形をかたちにしていく作業が多く、具象画の場合は、自分で撮影した写真をもとに描き進めています。

誰かの人生に寄り添える幸せ。F20号の大作が教えてくれた次なるスケール

インタビュアー:全てにおいて自然体でとても素敵です!これまでの活動の中で、特に印象に残っている出来事や、ご自身にとって「ターニングポイント」となった作品、または出来事はありますか?

Hama:これまでの活動で最も心に残っているのは、作品をお迎えくださった方々からの温かいご感想です。「深く心に刺さった」「深く感動した」というメッセージをいただくたびに、言葉にできないほどの嬉しさがこみ上げます。絵を通じて誰かの心に届き、誰かの役に立ち、人生に寄り添うことができる――それこそが私の何よりの喜びです。

また、表現の面では「F20号(727x606㎜)」という大きな作品を描き上げたことが大きなターニングポイントになりました。制作はとても大変でしたが、非常に満足のいく形に仕上がり、無事にお迎えいただけたことが大きな励みとなりました。

この経験から、今後はさらに大きな作品にも取り組みたいと思い、まさに今挑戦を始めているところです。油絵での抽象画や、具象と抽象が重なり合うような新しい表現にトライし、スケールを大きくすることで見えてくる新しい世界をお届けしたいです。

当たり前ではない毎日に感謝を込めて。いつか「オープンアトリエ」を開く夢

インタビュアー:「新しい世界」とても楽しみです! 次に、作家として、今後挑戦してみたいことや、これからの展望(夢)を教えてください。

Hama:少しずつ大きな作品や新しい表現に挑戦していきたいと考えています。どれだけ描いても満足することはないのかもしれませんが、やはり描き続けないと自分が納得できないのだと感じています。「毎日が当たり前ではない」からこそ、描けるときに全力で描く。そんな気持ちを大切に日々を過ごしています。

もう一つの夢は、日々の暮らしの中に絵がもっと自然に溶け込むような環境を整えることです。現在は小さな部屋を夫と共同で使ったりリビングで描いたりしているので、いつか自分だけのアトリエを持ちたいですね。そしてそこを「オープンアトリエ」や展示スペースにして、皆さんに気軽に足を運んでいただける場所にすることが、これからの目標です。

作品を通して繋がる心。温かいご縁への感謝を胸に、マイペースに歩み続ける

インタビュアー:貴重なお話をありがとうございました!最後に、この記事を読んでいるファンの方や、これからHamaさんの作品に出会う方へメッセージをお願いします。

Hama:いつもSNSをご覧くださっている皆様、そしてこれまで作品をお迎えいただいた皆様へ、心から感謝申し上げます。皆様の応援があるからこそ、私は日々の創作活動を続けることができています。作品を観ていただけること、お迎えいただけることは、私にとって一番の励みになります。

私の作品の中には、皆さん自身が観る「心の世界」があると思っています。いつかその世界について、皆さんとお話しできる機会があればこれほど嬉しいことはありません。作品を通じた出会いはいつも不思議で、とても感謝したい大切なご縁だと感じています。

これからも長く活動を続けていけるよう、マイペースではありますが一歩一歩進んでまいりますので、温かく見守っていただけますと幸いです。

 

 

【お名前(活動名)】

Hama
【肩書き・ジャンル】

画家
【SNS・WEBサイトのURL】
https://www.instagram.com/hm_space_art?igsh=MWdkams0eGdzcXRieg==

【FROM ARTISTアーティストページ】

https://app.from-artist.com/artist/hama

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