こんにちは!
早速ですが、皆さんはパブロ・ピカソの絵を見た事がありますか?
きっと、美術にあまり詳しく無い方でも一度は彼の絵を見た事があるかと思います❕
ピカソの絵といえば
・へんてこ
・不気味
・カラフル
・大胆
、、、なんて感じのイメージがあるのではないでしょうか。
あまりにも特徴的なピカソの絵は、一度見たら忘れられないほどのインパクトがありますよね👀❕
今回は、そんなパブロ・ピカソの生涯と作品について紹介していきます🌟
目次
・パブロ・ピカソの生涯
|・ピカソの本名
|・幼少期
|・青の時代
|・バラ色の時代
|・アフリカ彫刻の時代
|・キュビズムの時代
|・新古典主義の時代
|・シュルレアリスムの時代
|・ピカソの代表作品
・まとめ
・パブロ・ピカソの生涯
・ピカソの本名
ところで皆さんは、ピカソの本名を知っていますか?
実はパブロ・ピカソという名前はかなり省略されたもので、本名は
パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ
といいます!
何故こんなに長いのかというと、ピカソ自身の先祖の名前と、聖人の名前が詰め込まれている為です。ピカソが生まれたスペインでは、複数人の名前をミドルネームに連ねるという伝統があり、この様な長い名前が生まれてしまったのです。
・幼少期
ピカソは、1881年10月25日に誕生しました。
父親が画家であったピカソは、幼少期から絵の才能を発揮していました。それについては驚くべきエピソードが沢山あります。
・9歳で遠近法を習得
・13歳のピカソの絵が上手すぎて、父親が画家を辞める
・美術学校で出た課題を周りの生徒達が1ヶ月かけた中、ピカソは1日で終わらせる
・16歳という若さで国立美術展佳作
などなど、まさに神童と呼ぶべき逸話の数々、、、、、
・青の時代
そんなピカソを語るには欠かせない、「青の時代」はご存じでしょうか。
ピカソが19歳の頃、友人であった画家のカスマヘスが自殺をしてしまいます。それを期に鬱病になってしまったピカソは約三年間の間、青い絵の具を使って悲しげな題材の絵を沢山描きました。
「青い部屋」
「海辺の母子像」
「生」
・バラ色の時代
やがて23歳になった彼は、パリに住む決意をしました。パリに移住し、恋人もできて精神が安定してきた彼は明るい色彩の絵を描く様になりました。
これを「バラ色の時代」と呼びます。
「パイプを持つ少年」
「サルタンバンクの家族」
・アフリカ彫刻の時代
「アヴィニョンの娘たち」
1907年頃アフリカ彫刻に強い影響を受けた彼は、こちらの作品を描きました。
特に右側2人の女性が、アフリカの仮面らしき顔をしているのがわかります。
・キュビズムの時代
1909年、彼の代名詞とも言えるキュビズムの時代が始まります。
キュビズムとは、複数の視点から見たイメージを一つの画面の中に入れる技法の事を指します。これまでの西洋美術の中でのルールを全て一変した、大胆な革命でした。
この頃は写真の技術も少しずつ発展していた為、写実的な絵を描く事に飽きた画家が大勢いたのです。
「マンドリンを弾く少女」
・新古典主義の時代
キュビズムの時代とほぼ同時期、ピカソはまた新古典主義という別の作風で作品の制作をはじめました。
古代ローマの彫像の様な姿と、遠近法を完全に無視した描き方が特徴的です。
「海辺を走る2人の女」
・シュルレアリスムの時代
1924年頃、フランスではシュルレアリスムという芸術運動が起こります。日本語で"超現実主義"と訳されますが、人間の夢や欲望が現実と混ざった状態の事を指します。
これにも強い影響を受けたピカソは、非現実的な独自の世界観をさらに追求していく事になりました。
「黄色い髪の女性」
「夢」
・ピカソの代表作品
これらの幾つもの時代を経て、1937年に彼は「ゲルニカ」を描きました。
こちらの作品は、目にした事がある方がきっと多いのでは無いでしょうか。当時ゲルニカという場所で起きた、ナチス軍による無差別空爆が題材となっています。
また、同じ年に制作された「泣く女」という作品もとても有名です。
この年にピカソは当時の愛人、ドラ・マールをモデルにして"泣く女"という主題で100以上の作品を描いています。そのシリーズの中でも、こちらの絵は一番最後に描かれたもので、最も完成度の高い作品とされています。
・まとめ
以上、パブロ・ピカソの生涯と作品について紹介していきました。いかがでしたでしょうか?
彼にしか描けない大胆な世界観には、思わず魅了されてしまいますよね✨
今回は誰もが知るパブロ・ピカソの作品を紹介しましたが、もっとアートを身近に感じたい!なんて思った方もいるのでは無いでしょうか。
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執筆者:fuwari
FROM ARTIST運営スタッフ。特集記事やコラムを組んだり、アーティスト目線での運営のサポートを行っています。
女子美術大学在学中。
監修者:戸井田翔馬
BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。