病院や福祉施設、医療機関がアートを飾る理由とは?メリットを交えて解説 - FROM ARTIST

病院や福祉施設、医療機関がアートを飾る理由とは?メリットを交えて解説

 

皆さんが普段通っている病院や福祉施設の待合室で、壁面に模様やイラストが描かれていたり、絵画や写真などが飾られたりしているのを目にしたことはありませんか?


実はアートと医療機関には、意外な繋がりが隠されているんです。


今回は医療機関にアートが施される理由について、メリットを交えて解説していきます!



目次

・アートを病院や福祉施設、医療機関に飾る理由とは

・病院や福祉施設、医療機関に飾るのにおすすめのアートとは

・イメージに合わせたオリジナルアートも作成できる?

・まとめ



・アートを病院や福祉施設、医療機関に飾る理由とは


皆さんは映画や絵画、音楽などに触れたときに、深い感動を覚えたり強く心に響いたりした経験はありませんか?


アートには、人の心を動かす力があります。

そして医療機関には、様々な理由で通っている患者さんや、激務の中治療・看護をするお医者さんや看護師さんが多く集まっている場所です。どうしても、気分が落ち込んでしまったり、疲労で気が滅入ってしまう方などもいるでしょう…。


そんな空間を改善するために、「アートセラピー」や「ホスピタルアート」と呼ばれるものが近年、注目されていますね!


壁面に抽象画などの装飾を取り入れたり、待合室に絵画を飾ったりするだけでも、雰囲気が華やぐだけでなく、患者さんにとって落ち着く場所となり働く人たちのモチベーション維持にもつながるといわれています。


では、医療機関で飾られるようなアートとは、一体どのようなものなのでしょうか?


・病院や福祉施設、医療機関に飾るのにおすすめのアートとは


「アートセラピー」や「ホスピタルアート」と聞くと、なんだか堅苦しい・難しいことのような雰囲気がしますが、実はそんなに堅苦しいものではありません。


アートを飾るとき、一番大事なのは「その場所をどんな空間にしたいか、どんな気持ちにさせたいか」という他者を思いやる気持ちだと思います。


無理に大きな絵や壁面いっぱいにアートを施すのではなく、まずは小さな絵を一枚壁に飾るところから始めてみましょう。

それだけでも、その空間が一気に華やぐと思いますよ!


今回は、視覚的・心理的に穏やかになれるアート作品の選び方について見てみましょう!


その①色がもたらす効果によって選ぶ



作品名:春の香り

アーティスト:橋本里美

https://from-artist.com/products/harunokaori


気持ちをリラックスさせる効果の一つとして、私たちが普段目にしている「色」の影響があります。

例えば青色や水色は冷たく感じ、海・空などを連想させます。これらは、気持ちを静めたいときや何かに集中したい時に身に着けるといいと言われています。

その他にも赤は炎や温かさを感じさせる色なので、気分を盛り上げたいときや気持ちを高めたいときなどにいいと言われています!


このように、色がもたらす印象によって受け取る側の気分も変わってきます。

勉強や大事な会議など気持ちを落ち着けたい時は青や水色などの寒色を、人と遊んだり、人前で緊張せず大きく出たい場面など気持ちを盛り上げたい時は赤やオレンジなどの暖色を身にまとうなど使い分けていくといいかもしれませんね!

子供の多く集まる場所やその空間の人の気分を穏やかにさせる色だと、パステル系の柔らかい色の使われた絵や家具なども効果的でしょう。



その②抽象画?具象画?

 

作品名:林檎の在る静物

アーティスト:山口 修右

https://from-artist.com/products/ringonoaruseibutu

絵には様々なジャンルがありますが、その中でも実際の造形にとらわれずに自分の世界を表現する「抽象画」と風景や静物などを写実的に描いた「具象画」という二つのジャンルがあります。

どちらを選んだ方がいいのか?という話ですが、実はどちらかが正解…ということはありません。


抽象画の自由に描かれた絵画を好きだという人もいれば、風景や静物などの具象画を見て心が落ち着く、という人など、絵画を見る人によって与える印象は様々です。


「何もない空間に絵やアートを取り入れる」ことが大事であり、効果があるので、「その空間をどのような雰囲気にしたいのか、利用する人にどんな気分になってほしいか」というのを念頭に置いて絵を選んでいきましょう!


・イメージに合わせたオリジナルアートも作成できる?


最近では、ギャラリーやお店で絵を買うだけでなく、通販サイトなどでもアート作品が購入できるようになってきましたね!

FROM ARTISTでは、約300名のアーティストが登録・作品を販売しています!

たくさんの作品の中からぴったりのアートを探すことももちろんできますが、FROM ARTISTでは貴方だけのオリジナルアートをアーティストに依頼・作成することもできます!


FROM ARTIST公式サイト:https://from-artist.com/


「なかなか思い通りの作品に出会えない…。」という方も、オーダーメイドで要望に合った作品を作ってもらうことができますよ♪


オーダーメイドについて詳しく内容を知りたい方は、こちらからチェックしてみてください!

https://from-artist.com/pages/made-to-order



・まとめ


◎医療機関や福祉施設などにアートを取り入れることで、その空間の雰囲気が変わる&働く人のモチベーションや利用者の気持ちにも変化が表れる!

◎色の持つイメージによって、見た人の気分や心理も左右される!

◎抽象画と具象画、どちらが良いかは関係なく「その空間をどのような雰囲気にしたいのか、利用する人にどんな気分になってほしいか」を第一に考えて絵を選ぶ!

◎既存の作品を購入するだけでなく、アーティストにオーダーメイドして作品を作ってもらうこともできる!


いかがでしたか?

これを機会に、施設や医療機関だけでなく自分の部屋にもお気に入りの作品を飾ってみてはいかがでしょうか。

きっと毎日がもっと鮮やかで楽しくなりますよ!

 

 執筆者:フミトリツムギ

FROM ARTIST運営スタッフ。特集記事やコラムを組んだり、アーティスト目線での運営のサポートを行っています。

普段は専門学校で講師を行いつつ、個展や公募展など作家活動に励んでいます。

 

監修者:戸井田翔馬

BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。

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