絵画は最高の教材?家庭でできる“アート教育”のはじめ方  - FROM ARTIST

絵画は最高の教材?家庭でできる“アート教育”のはじめ方 

 

 

AIやデジタル技術が進化する一方で、子どもたちに必要とされる力は「創造力」や「表現力」などの非認知能力と呼ばれる、より人間らしい能力へとシフトしています。その中でも、絵画をはじめとする“アート教育”は注目を集めています。特別な道具や専門知識がなくても、自宅で簡単に始められるのが魅力です。

家庭でのアート教育の効果と、すぐに実践できる方法をご紹介します。アートを通じて、子どもの心と感性を育ててみませんか。

 

 

 いま「アート教育」が注目されている理由

近年、教育現場や家庭で「アート教育」が再注目されています。単なる絵の描き方を学ぶものではなく、創造力・表現力・観察力・自己肯定感など、子どもに必要な非認知能力を育てる手段として期待されています。特に家庭でのアート体験は、自由度が高く、子どもと親のコミュニケーションを深める大きなきっかけにもなります。

「絵画がなぜ最高の教材になり得るのか?」という視点から、家庭で始めるアート教育の実践方法をご紹介します。

 

 

絵画が子どもの心を育てる3つの理由

1. 「正解のない世界」で創造力が広がる

学校のテストや日常生活では「正解」が求められがちですが、アートには決まった答えがありません。この“自由さ”こそが、子どもの柔軟な思考や創造力を刺激します。「好きな色を使っていい」「自由に形を描いていい」という環境の中で、自分の感性を思いきり表現できるのがアートの魅力です。

2. 感情を可視化することで自己理解が深まる

子どもは言葉で自分の気持ちを説明するのが難しいもの。ですが、絵を描くことで「楽しい」「悲しい」「怒っている」といった感情を色や形に変換してアウトプットできます。この行為は、自分の心と向き合う訓練にもなり、情緒の安定や自己肯定感の向上につながります。

3. 親子のコミュニケーションが自然と増える

「その絵、なにを描いたの?」「どうしてこの色を使ったの?」という何気ない会話が、アート教育の最大のメリットともいえます。評価ではなく“共感”を前提とした対話は、子どもの自己表現を尊重する姿勢を育て、信頼関係の深化にも寄与します。

 

 

家庭でできるアート教育のはじめ方 

ステップ1:道具を揃える

まずはクレヨンや色鉛筆、水彩絵の具、画用紙など、基本的な画材を揃えましょう。今は100円ショップでも十分そろいます。特別な準備は不要ですが、汚れても構わない服装と可能であれば、床やテーブルにビニールや新聞紙などを敷いて、汚れを気にせず思う存分に子どもが絵を描ける、子ども専用の「アートスペース」を作ると自由な表現がしやすくなります。

ステップ2:テーマを決めすぎない

家庭でのアート教育で大切なのは、「自由さ」を尊重することです。「今日は好きな動物を描こうか!」という提案はしても、「こう描かなきゃダメ」とは言わないようにしましょう。子どもが選ぶ色や形には、その時の気持ちが反映されています。

ステップ3:作品に対して評価ではなく「共感」を

「上手だね!」ではなく、「この赤い色、元気が出るね」「なんだか楽しそう!」という“気づき”や“感情”を伝えるようにしましょう。上手下手などの大人の視点で評価するのではなく、対等な目線で見守ることで、子どもは安心して表現を楽しめます。


 

よくある質問~家庭でのアート教育に関する不安を解消

Q1:絵が苦手な親でも大丈夫?

はい、まったく問題ありません。親が絵を描く必要はなく、子どもと一緒に“見る・感じる・話す”こと、コミュニケーションを取ることが何より大切です。

Q2:毎日続ける必要がありますか?

無理なく、週に1回でも大丈夫!大切なのは「続けること」より「楽しむこと」です。子どもが気分で描かない日があっても気にせず強制せずに子どもの気持ちを大切にしてください。

 

 

本物のアートに触れる

アート教育=描くことと思われがちですが、すでに完成された絵画を「鑑賞すること」も重要な学びです。子どもが美術館で本物の絵画などの作品に触れることは、感性を育てる貴重な体験です。教科書やデジタル画面では得られない、作品の質感・スケール・色彩の深みを体感でき、視覚だけでなく心にも強く残ります。また、美術館の静かな空間は集中力やマナーを学ぶ機会にもなり、親子の対話も自然と増えます。早い段階から本物のアートに触れることで、「美」に対する価値観が心の豊かさに大きくつながっていきます。

まだ子どもが小さくて美術館に連れて行くのは気が引けるという方には、三鷹の森ジブリ美術館など子供向けの美術館がおすすめです。となりのトトロの「めいとこネコバスのミニシアター」上映やジブリ作品のスケッチや原画展示、子どもが実際に入って中で遊べるおおきなネコバスもあり、親子で1日思う存分楽しめます。また、この美術館内ではスマートフォンなどによる撮影が一切禁止されているため、写真を撮ることに必死にならず、ただただ集中して楽しんでほしいというジブリの想いにより、家族でより楽しめる空間となっています。ぜひ、夏休みの思い出作りにいかがでしょうか。

画像引用:https://www.ghibli-museum.jp/

 

 

 アートで育てる心の力

家庭でできるアート教育は、特別なスキルや知識がなくても始められる、もっとも身近な非認知能力の育成法です。「描くこと」「観ること」「話すこと」の三つを軸に、絵画を通じて子どもの内面と向き合い、豊かな感性を育てていきましょう。

今こそ、絵画を“教材”として見直し、家庭にアートのある暮らしを取り入れてみませんか。



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執筆者:MIKIKO

FROM ARTIST 運営スタッフ。コラム記事の作成をしています。アーティストの魅力をお伝えできるように、運営のサポートを行っています。

 

監修者:戸井田翔馬

BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。



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