「絵画を買うのってなんだかハードルが高い…」
「どうやって買えばいいの？」
ギャラリーや美術館に展示されている絵画を見に行くだけで、自分が絵画を購入して部屋に飾る…というのはなんだか難しそうと思われている方は少なくはないのでしょうか？
しかし最近では、日本国内でもアートの需要が高まり、アマチュアから世界的に活躍するプロのアーティストまで様々な作品をSNSや展示会などで気軽に見に行ったり購入できる場面も増えてきました。
そういえば最近の広告や商品に、アーティストの作品が起用されることも多くなってきているような気もします…！
今回はもっと気軽に・身近にアートを置いていただけるように、絵画を購入するときのポイントや注意点について解説していきます。
目次
・絵画を購入する方法
・絵画を画廊やネット通販で購入する際のメリット・デメリット
・絵画を購入する際の選び方のポイント
・まとめ
・絵画を購入する方法
①ギャラリー・画廊で購入する
昔からある方法だと、ギャラリーや画廊で展示している作品をその場で購入する、というのがあります。
どこの店舗でも、必ず一人はスタッフが在廊していますので、作品を購入したい旨を伝えればすぐに対応してくれますよ！
②ギャラリーなどの公式通販サイトから購入する
最近はインターネットの普及に伴い、ギャラリーや画廊の公式サイトから作品を購入できるところも増えてきました。
BASEやshopifyなどの通販サイトを利用して販売しているギャラリーもあれば、メールで問い合わせて交渉を行うギャラリーなどもあります。
「気になる作品があるけど、なかなかギャラリーに直接出向くことができない…」という方は、サイトや通販を利用して購入してみてはいかがでしょうか？
③アーティストに直接交渉して購入する
昨今ではSNSなどでアーティスト自身が作品を発表できる機会も増え、独自の通販サイトを運営したり、SNSで作品オーダーを受け付けているアーティストも増えてきました。
もし既にSNSで気になる作家さんがいて、メールやDMなどで本人と相談が出来そうであれば、作品の購入が可能か一度コンタクトをとってみるといいかもしれません。
※アーティストによっては、作品の販売を行っていない方もいらっしゃいます。
断られた場合は、無理に交渉せず諦めましょう。
④アーティスト取り扱いサイトから購入する
ギャラリーや画廊とはまた違いますが、サイトに登録しているアーティストの代わりにサイトのスタッフが作品を販売・お客様とやり取りをしているサービスも出てきました。
アーティストやスタッフと交渉するのが苦手な方や直接ギャラリーに足を運ぶのが苦手な方でも、必要最低限のやり取りで気軽に作品を閲覧・購入ができます！
FROM ARTISTでは、約300名のアーティスト様にご登録いただき作品を販売しています。是非チェックしてみてください！
公式サイト：https://from-artist.com/
・絵画を画廊・ネット通販で購入する際のメリット・デメリット
上記のように、インターネットやSNSの普及に伴って気軽にアートを購入できるようになってきました。しかし、選択肢が広がることでメリットはもちろんですがデメリットもいくつかあります。
◎メリット（画廊、ギャラリーの場合）
！実物を見て購入が検討できる
アート作品を画像で見るのと生で見るのとは、やはり違います。
キャンバスに盛り上げられた下地や、質感などは直接見てみないとわからない部分も多いです。
あとは、画像と生の原画では迫力の差が断然違うと思います！
実際に現地に赴ける場合は、是非一度原画をご自身の目で見てから購入すると良いでしょう。
！ギャラリーのスタッフや在廊アーティストと直接交渉ができる
中には「この作品が欲しいけど、今すぐには買えないんだよな…」ということもあるかもしれません。
ギャラリーにはスタッフや在廊している作者本人様がいることがほとんどですので、支払い方法や受け取り方を相談・対応してくれるケースもあります(※もちろんギャラリーやアーティストによって対応の仕方が変わってくるので、この限りではありませんが)
◎メリット(通販の場合)
！手軽に作品を購入できる
これまで作品を買うことに対して、ハードルが高いと感じる人が多くいましたが、アーティストの発表の機会が増えたことによって、以前よりもアートが身近に＆気軽に手に入れられるようになりました。
通販サイトを利用しての購入の場合、現金だけでなくクレジットカードや電子決済でも支払いができるようになってきたので、その点においても便利です。
！ネットを通して様々なアーティストを知ることができる
以前は画廊や美術館など、限られた場所でしかアーティストの情報を知ることができませんでしたが、今はネットを通じて様々なアーティストを知ることができるようになりました。
現地へ作品を見に行くことは難しくてもネット上で作品を閲覧できるようになったことで、アーティスト側も購入者側も気軽にアートに触れる機会がぐんと増えたことでしょう。
◎デメリット
△実物と画像でイメージが違うことがある
通販サイトやインターネット上で作品を購入した場合、「実際届いてみるとイメージと違った！」ということがよくあります。
撮影の段階で元の色味より少し違った印象になってしまったり、小さい作品化と思ったら思ったよりも大きかった…など。
どうしても実物と写真では多少なりともイメージに相違が出てきてしまうので、作品のサイズや説明欄などをしっかりチェックしてから購入する必要があります。(一番安牌なのは、実物を見て購入を検討するのが良いと思います)
△アーティストとのトラブル
アーティストと直接やり取りをして作品を購入する場合、意見の食い違いや思わぬアクシデントでトラブルに発展することがあります。
ギャラリーや画廊などで作品を購入する場合、店舗のスタッフが支払いや発送などを済ませてくれることが多いですが、個人で依頼や通販を行っているアーティストは、それらを一人ですべて行っている人がほとんどです。
意見の食い違いでメッセージのやり取りがスムーズにいかなかったり、発送をするのに時間がかかったり、購入者から入金の連絡が来ずそのまま放置されてしまったりなど…様々な問題が起こる可能性があります。
気持ちよく作品を販売・購入ができるように、お互いを思いやる気持ちをもってやり取りしましょう。
・絵画を購入する際の選び方やポイント
◎インターネットで購入する場合、作品の詳細(値段・サイズ・出来れば保管方法など)をしっかり調べる
◎実際に部屋に飾った時のイメージをする
◎ギャラリーなど現地で購入する場合、作者や在廊スタッフから作品について直接話を聞く
特に作品のサイズなど、詳細を聞いてから購入するのが重要だと個人的に思います。
部屋に飾った時の雰囲気も大事ですが、作品を長く観賞するためには、日焼けしない場所に置いたり料理やたばこなどで強いにおいが移らないようにすることも大事です。
また、作品の作者やどうやって作られた作品なのか…という部分も知っておくと、作品を見たお友達や知り合いの方にもお話ができるし、そのアーティストさんをもっと広めることもできるので是非！
◎作品を購入したい方
FROM ARTISTでは、約300名在籍している登録アーティスト様の絵画やアート作品を日々アップしています！
毎日新たな作品がアップされますので、是非チェックしてみてくださいね♪
日本ではアーティストが大々的に活動する場がまだ少ないので、少しでも広めてくれる人がいるだけでも作者の支えになるかもしれません。
これからの日本のアート文化を盛り上げていくためにも、まずは自分のお気に入りのアートを探してみることから始めてみましょう！
執筆者：フミトリツムギ
FROM ARTIST運営スタッフ。特集記事やコラムを組んだり、アーティスト目線での運営のサポートを行っています。
普段は専門学校で講師を行いつつ、個展や公募展など作家活動に励んでいます。
監修者：戸井田翔馬
BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。