部屋の片隅に、小さな正方形のキャンバスがある。そこに凝縮されているのは、ただの色ではない。久田あつ子が「感じた感覚」を色で表現した「いろのえ」は、立体的な表情を持ち、見る者に静かに語りかけてくる。心が落ち着く、自分に還れた、元気が湧いてきた──購入者から寄せられる言葉が物語るのは、色彩そのものが持つエネルギーの力だ。青の静けさから、黄と緑の躍動へ。この旅路を通じて、あなた自身の内側にある何かが、ゆっくりと目を覚ますかもしれない。
静謐な青の世界
深呼吸をするように、青に身を委ねる。小さな正方形のキャンバスに広がるのは、穏やかな青の濃淡だ。ある作品では淡く霞み、ある作品では深く沈む。立体的な質感が光を受け止め、時間帯によって表情を変える。慌ただしい日常の中で、ふと目をやったときに感じる静けさ。それは、自分の呼吸を取り戻す瞬間でもある。
同じ青でも、その深さが変われば届く場所も変わる。
では、最も淡い青が語りかけるものは何だろう。
青は、心を鎮める色であると同時に、内なる自分へと還る扉でもある。三つの世界が、それぞれ異なる静謐さを宿している。
初めて絵を買う方へ
絵選びで迷ったら、まずは自分の部屋でどの色が心地よいか想像してみてください。久田あつ子の作品は、色の力で空間を変えます。サイズは壁の大きさとのバランスを見て。小さな一枚から始めるのも良いでしょう。大切なのは、その絵があなたの笑顔を増やすかどうか。それが最初の一枚を選ぶ基準です。
躍動する黄と緑の交響
静けさから目覚めるように、色彩が動き出す。ターコイズ、黄緑、黄色──生命力を宿した色たちが、キャンバスの上で交響する。青の世界が「鎮める」ものだとすれば、ここにあるのは「励ます」エネルギーだ。空間に変化をもたらし、見る者の心に小さな勇気を灯す。豊かさとは、何かを手に入れることではなく、内側から湧き上がる力に気づくことかもしれない。
黄緑と黄色の組み合わせが生む明るさは、ターコイズを迎え入れるとどう変わるのか。
その答えは、色同士の対話の中にある。
黄と緑の交響は、あなたを前へと押し出す風のようだ。色が奏でるエネルギーに、耳を澄ませてみる価値がある。
色は、私たちが思う以上に雄弁だ。言葉にならない感覚を受け止め、心の奥底に眠るエネルギーを呼び覚ます。久田あつ子の「いろのえ」は、そんな色彩の力を信じ、2007年から一貫して描き続けてきた作品群である。あなたの空間に、あなた自身に還る時間を迎え入れるなら、まずは小さな正方形から始めてみてはどうだろう。