毎日同じ道を歩いていても、心の中の道筋は日ごとに少しずつ姿を変えます。rimi ugajinは、半抽象や心象といった言葉で語られる絵を、油彩で描いてきた作家です。神奈川県鎌倉市に生まれ、東京で育ち、現在は千葉・外房のアトリエで制作を続けています。目に見える風景ではなく、思いのめぐる気配に向き合う画面は、見る人それぞれの記憶にそっと触れます。スタイルをあらかじめ決めず、その時々の思いに筆を委ねる姿勢が、画面に穏やかな奥行きを与えています。
作品紹介
同じ道を何度も通るうちに、足は考えるより先に動くようになります。心の中にも、気づけば繰り返しなぞっている道があるのかもしれません。習慣という確かさと、想念という捉えがたさ。対のような二つの言葉を掲げたタイトルが、一枚の絵への入口になります。作家が半抽象的、心象的と語る作風は、こうした言葉にできない感覚と相性がよいように思えます。
見慣れた道のはずが、立ち止まると別の表情を見せることがあります。繰り返しの中にある揺らぎが、静かな余韻として残ります。この一枚の前で、あなたの心はどんな道を歩き出すでしょうか。
画面の前に立つと、考えごとの輪郭が少しずつほどけていくことがあります。壁に掛ければ、日々の暮らしのなかで、毎朝違う表情を見せてくれるかもしれません。手元に置いて長く向き合うほど、タイトルの言葉が違って響いてくる一点です。気になる方は、rimi ugajinのコレクションページで、ほかの作品もゆっくりご覧になってみてはいかがでしょうか。