アーティストインタビュー「長崎 康一」 - FROM ARTIST

アーティストインタビュー「長崎 康一」

本日は、現在FROM ARTISTで大活躍中のアーティスト「長崎 康一」さんにお話をお伺いしました。


本日はお忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございます!

早速の質問ですが、絵を描きはじめたきっかけは何ですか?

 

物心ついた時には絵を描いていました。

実家が自営業で、両親が年中無休で働いていたので、自分で遊びを考えて遊んでいることが多かったです。

空想に想いを巡らせるのが好きな子供だったので、チラシの裏側にストーリーや想像の世界を描いていました。

そんな子供時代が原点にあるので、今も描き続けているのも自然な流れかなと思います。


子供の頃の遊びが今も続き、アーティストとしてご活躍されている....とても素敵です。

それでは今まで出会った中で一番印象に残っているアート作品はなんですか、その理由を教えてください。

 

池田学さんの『予兆』という作品です。

まだ実物は拝見したことがないのですが、波が街やいろいろなものを飲み込んでいるような風景が描かれています。

緻密でダイナミックで、とにかく迫力がすごいです。


拝見させていただきました。とても感慨深い作品ですね。私も是非実物に触れてみたいです。

影響を受けたアーティストはいますか?どんな部分に影響を受けましたか?

 

先ほどの質問でも少し触れましたが、画家の池田学さんです。

ペンで非常に緻密な作品を描いていらっしゃいます。

作品の中で海や木や岩や建物などが組み合わされ、コラージュされたような世界に、影響を受けています。


ボールペンで緻密な風景画を描かれていますが、そのスタイルに行きついた経緯を教えてください。

 

今のように風景画を描くようになったのは社会に出てからです。

身近な風景や、旅行や転勤先で見つけた風景など、それまで生きてきて様々な風景を見て、自分の心に響くもの・表現したいものがあることに気付いたんです。


当初はボールペン画を下絵に、水彩色鉛筆で色をつけた風景画を描いていました。

描いていくうちに線画のほうが楽しくなり、ボールペンだけで仕上げるようになったんです。


そうして描いていくうちに、もっと自分の世界を広げたくなって、画集や風景の写真集を読み漁ったり、美術館に行ったりしました。

その中で池田学さんの作品を知り、自分の世界を描きたいと思うようになったのです。


それまでは撮ってきた風景写真を拡大プリントして、それを参考にして描くという方式を取っていました。

試行錯誤を経て、写真をスマートフォンの画像編集アプリで組み合わせてコラージュし、描きたいイメージを作る方法を生み出しました。

そういった意味で言うと、紙に描き始める段階で、すでに作品の7割ほどは出来上がっているんですよね。



それでは作品の制作で心がけている事はありますか?

 

作品のテーマやイメージ作りに使用する画像は、オリジナルにこだわっています。

著作権的な理由もありますが、自分が現地に赴いて出会った風景は、気持ちの入り方が全然違います。


ボールペンにこだわりはありますか?使い分けなどされているようでしたら、そちらも教えてください。

 

ボールペンはゼブラのラバー80を愛用しています。

自分はボールペン画の割に鉛筆画のような描き方をする(と自分では思っている)ので、インクの出方とかすぐ乾いて手に付かないとか、こだわりが多いです。

使い分けの構想もありましたが、基本ゼブラのラバー80だけで描いています。

たまにゼブラのジムノックも気分で使います。



ゼブラのラバー80ですか。長崎さんが作りだす唯一無二へのこだわりを知れて嬉しいです。

また架空の風景を描かれるそうですが、インスピレーションはどのような所から受けますか?

 

外に出て、出会う風景すべてがインスピレーションをくれますね。

「これ使えるな」とか「この景色にこれを組み合わせたら面白いんじゃないか」とか…家族と過ごす時と仕事時以外は四六時中そんなことばっかり考えています。


さすがです。生粋のアーティストですね。

それでは今後挑戦してみたいと思っている表現やテーマはありますか?

 

大きい絵を描きたいですね。

普段はB4サイズなので。

でも、作業スペースや保管場所の問題もあるので、夢で終わるかもしれません。


楽しみに待っています。

長崎さんはアート以外に興味がある事、趣味などはありますか?

 

音楽が好きです。

洋楽・邦楽問わず聴きます。

絵を描きながら聴くことが多いです。


あと漫画も好きです。


それでは最後に座右の銘を教えてください。

 

「お互い様だと思うが 上に立つ者の役目だよ。俺もあんたも もっと先の先を考えないといけない。常人が理解しがたい そいつらに鼻で笑われるくらいのな」


漫画のセリフです。

漫画『ファブル』に出てくる、ボスの言葉です。仕事中も、絵のときも念頭に置くようにしています。

成功するのは、しっかり先を見据えて準備した人なんだと思っています。

 

インタビューにお答えいただきありがとうございました。

今後もFROM ARTISTは長崎 康一さんの作品を楽しみにしております。

 

 

作品名:秘密基地

 

詳細ページURL:https://from-artist.com/products/himitsukichi

 

作品一覧:https://from-artist.com/collections/nagasakikouichi



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