山を歩き、風を描く。画家が辿り着いた「描き込みすぎない」風景画の美学【千里憲二インタビュー】

山を歩き、風を描く。画家が辿り着いた「描き込みすぎない」風景画の美学【千里憲二インタビュー】

自然の温もりをそのまま描く。茨城の風景を愛する画家

今回は茨城県在住で画家として活動されている「千里憲二」さんにお話しを伺いました。

インタビュアー:本日はよろしくお願いいたします!自己紹介と、現在どのような作品(活動)を中心に制作されているか教えてください。

千里憲二:茨城県在住で風景画を描いている、千里憲二(ちさと けんじ)です。実際に現地へスケッチに出かけたりしながら、油彩画や水彩画を中心に制作しています。

一人の恩師との出会いから始まった、アートへの情熱

インタビュアー:油彩も水彩も制作されているのですね!続いて、アート・ものづくりの道を志した「原点」や、現在の活動を始めた「きっかけ」は何ですか? 

千里憲二:幼い頃から、絵画に対する美意識のようなものを自然と抱いていました。その素質を伸ばしてくれたのが、小学校の時の担任の先生です。夏休みに絵が得意な児童が集められ、誰もいない教室で特別に指導を受けた記憶は、今でも鮮明に残っています。高校では美術部に入部し、デッサンの基礎から油彩画まで深く学びました。

完璧を求めない。あえて「余白」を残す繊細な筆遣い

インタビュアー:それは珍しい体験でしたね!次に、作品を制作する上で、最も大切にしている「こだわり」や「コンセプト」を教えてください。 

千里憲二:自然をモチーフにしているため、筆のタッチを生かしながら絵の具を薄く重ねて描くことを意識しています。厚塗りにすると重苦しくなってしまうからです。描き込みすぎず、どこか「未完成」の美しさを感じさせるような、余白のある風景画に魅力を感じています。

足で稼ぐ美しい景色。山深くで出会うインスピレーション

インタビュアー:なるほど!とても魅力的ですね!では、日々の制作のアイデアやインスピレーションは、どのようなところから湧いてきますか? 

千里憲二:県北に住んでいるため、周囲には豊かな自然が広がっています。時には自ら山に登り、何時間も歩いて作品の舞台となる場所を探すこともあります。奥へ奥へと進み、静かに佇む木々や草花に包まれた瞬間、「この風景を描きたい!」という制作意欲がふつふつと湧き上がってきます。

一枚の絵が繋ぐ、誰かの人生を変えたあたたかな記憶

インタビュアー:まさに大自然の中で制作されているのですね!次に、これまでの活動の中で、特に印象に残っている出来事やターニングポイントはありますか? 

千里憲二:かつて対面で似顔絵を描いていた時期があり、心に残る思い出がたくさんあります。ある時、以前描いたお子さんのお母様から「あの子が中学生になり、家でも学校でも友達と競うように似顔絵の練習をしている」とお聞きしました。自分の描いた絵が誰かの人生に影響を与えているのだと知り、深く胸を打たれました。

「現状維持は退歩」。納得のいく一枚を求めて個展へ 

インタビュアー:素敵なエピソードですね!似顔絵も見てみたいです!続いて、作家として、今後挑戦してみたいことや、これからの展望(夢)を教えてください。 

千里憲二:表現技法については今も模索の渦中にあります。「現状維持では進歩がない」という思いを胸に、自分が心から納得できる作品を生み出すことを毎日考えています。納得のいく表現が確立できたら、ぜひ個展を開催して多くの方に見ていただきたいです。

言葉を超えて。自然を愛するあなたと繋がりたい

インタビュアー:個展を開催の際は是非お知らせをお願いいたします!最後に、ファンの方やこれから作品に出会う方へメッセージをお願いします。 

千里憲二:私が描く風景画は、すべて自分自身の足で歩いて見つけた大切な景色ばかりです。自然や田舎の風景が好きな方々と、作品を通して語らずとも心で共感し合えるような関係を築けたら、これ以上に嬉しいことはありません。

【お名前(活動名)】
千里憲二
【肩書き・ジャンル】
画家
【SNS・WEBサイトのURL】
【FROM ARTISTアーティストページ】
ブログに戻る