幼少期から育まれた絵への想い。色鉛筆で魅せる「命の存在感」
今回はネコ科アーティストとして活動されている、「樹村ようこ」さんにお話しを伺いました。
インタビュアー:本日はよろしくお願いいたします!自己紹介と、現在どのような作品を中心に制作されているか教えてください。
樹村ようこ:子供の頃から絵を描くことが大好きで、中学・高校では美術部に所属して油絵を始めました。その後、日本の短期大学で美術を学び、渡米してサンフランシスコの大学でファインアートを専攻しました。
現在は色鉛筆による写実表現を通して、「命の存在感」や「心に宿る感情」を描くことをテーマに制作しています。主なモチーフはネコ科の動物たちです。野生動物から身近な愛猫まで、それぞれが持つ圧倒的な美しさや気高さを表現しています。
特別な出来事ではなく、息をするように描いてきた人生の軌跡
インタビュアー:「ネコ科アーティスト」という肩書も珍しいですね!次に、アート・ものづくりの道を志した「原点」や、現在の活動を始めた「きっかけ」は何ですか?
樹村ようこ:何か特別な出来事があったというよりも、子どもの頃からの「好き」という気持ちが、そのまま今日までずっと続いてきたという感覚です。父も若い頃に絵を描いていましたし、妹も絵が好きなので、私にとって絵を描くことは遺伝的な素質のようなものかもしれません。
仕事や生活の変化で制作に割ける時間が少なかった時期もありましたが、描くことを手放したことは一度もありませんでした。私にとって絵を描くことは特別なイベントではなく、ごく自然に人生の中にあり続けるものなのです。

ただの線ではない。一本一本に意味を込める「命の一部」としての表現
インタビュアー:制作が生活の一部なのですね!では、作品を制作する上で、最も大切にしている「こだわり」や「コンセプト」を教えてください。
樹村ようこ:制作で最も大切にしているのは、ひとつひとつを「命の一部」として丁寧に描くことです。
動物たちの毛並みも、一本一本がその動物らしさを形づくる大切な要素であり、意味のある存在。決して「ただの線」ではありません。細部まで徹底的に描き込むことで、その動物が持つ生命の美しさや存在感、そして観る方の心に伝わる空間の空気感まで表現したいと考えています。
愛猫の微細な感情、個性の違いに触れた瞬間に生まれるインスピレーション
インタビュアー:確かに樹村さんの作品はまるで生きているようですね!次に、日々の制作のアイデアやインスピレーションは、どのようなところから湧いてきますか?
樹村ようこ:一緒に暮らしている我が家の猫たちがモデルになることもありますし、ライオンやヒョウなどの野生動物は資料や写真をじっくり観察しながらインスピレーションを得ています。
日常の中で我が家の猫たちを観察していると、一見無表情に見える瞬間の中にも、微妙な表情や感情の変化があることに気づかされます。同じ種類の動物でも、一頭一頭で顔立ちも雰囲気もまったく異なります。
その違いを見つけ「この子にはどんな個性があるのだろう」と探求しているうちに、自然と「描きたい!」という情熱が湧いてきます。特別な場所へ行くことよりも、動物たちをじっくりと観察し、その命や個性に触れた瞬間こそが、私の制作の原点です。

静かな創作活動から一歩踏み出した、運命の二人展
インタビュアー:ネコ科愛が伝わってきますね!続いて、これまでの活動の中で、特に印象に残っている出来事や「ターニングポイント」となった出来事はありますか?
樹村ようこ:もともと「自分から前に出るよりも、作品そのものが語ってくれたら」という想いがあったため、積極的に発表や売り込みを行うタイプではありませんでした。自分のペースを守りながら、静かに制作を続けていたんです。
そんな中、毎年個展を開催している知人からお声がけいただき、2025年に二人展を開催する機会を得ました。
実際に多くの方に作品をご覧いただき、直接温かい感想をいただけたことは、私にとって新たな気づきと大きな励みになりました。「もっと多くの方に作品を届けたい」という強い想いが芽生え、作家として本格的に歩み出す大きなターニングポイントとなった大切な出来事です。

人の心に語りかけ、自分自身と向き合うきっかけとなる作品を目指して
インタビュアー:とても素敵な経験ですね!次に、作家として、今後挑戦してみたいことやこれからの展望を教えてください。
樹村ようこ:これまではネコ科の動物を通して生命の美しさを表現してきましたが、今後はさらに一歩深め、現代社会の中で人々が抱える感情や心の動きにも目を向けた作品に挑戦していきたいです。
観る方が作品を通して何かを感じ取り、自分自身と深く向き合えるような、メッセージ性のある表現を目指しています。確かな写実技術をベースにしながら、技術の先にある「人の心に問いかけられる表現」を極めていきたいと思っています。
変化を楽しみながら紡ぐ、心に届く表現をこれからも
インタビュアー:楽しみです!新作の掲載を待ってますね!最後に、ファンの皆様やこれから樹村さんの作品に出会う方へメッセージをお願いします。
樹村ようこ:私自身、まだまだ試行錯誤を重ねながら制作活動を続けており、技術も表現もさらに磨いていきたいと感じています。
時には思いがけない発見から新しい表現が生まれ、大きく表現方法が変わることもあるかもしれません。しかし、そんな変化の過程も含めて、自分らしい表現を愚直に追求していきたいです。
これからも作品を通して皆様の心に「何か」を届けられるよう描き続けてまいりますので、温かく見守っていただけましたら幸いです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【名前(活動名)】
樹村ようこ
【肩書き・ジャンル】
ネコ科アーティスト
【SNS・WEBサイトのURL】
Instagram
@yokok1201art
【FROM ARTISTアーティストページ】
https://app.from-artist.com/artist/32d1aeb7-7aab-4a9a-9a20-73b9fb065b32