フローリストとアーティスト、2つの表現で自然を描く
今回はフローリスト、アーティストとして活動されている「vie fleur」さんにお話しを伺いました。

インタビュアー:本日はよろしくお願いいたします!自己紹介と、現在どのような作品や活動を中心に制作されているか教えてください。
vie fleur:花屋の経営や花教室の開講を行いながら、フローリストとして生花やアーティフィシャルフラワー、ドライフラワー、プリザーブドフラワーの作品を制作しています。
また、幼い頃からものづくりが好きだったこともあり、アーティストとして絵を描く創作活動も続けています。花や野原、空、海といった自然をモチーフに、アクリル画を下絵にしたテクスチャーアートを展開しています。

自然豊かな原体験と、花屋開業から広がった創作の世界
インタビュアー:お花と絵画って珍しい組み合わせに感じましたけど、作品を拝見したら、なるほど!と思いました!続いて、アートやものづくりの道を志した「原点」や、現在の活動を始めた「きっかけ」は何ですか?
vie fleur:子供の頃から、花や草木などの自然に囲まれた環境で育ったことが私の原点です。1999年に花屋を開業し、フローリストとして仕事をしていく中で「もっと花に関わる創作の幅を広げたい」と思ったことが、現在の活動につながっています。

インテリアにそっと寄り添う「優しさ」と「立体感」へのこだわり
インタビュアー:本当に自然が好きなんですね!次に、作品を制作する上で、最も大切にしている「こだわり」や「コンセプト」を教えてください。
vie fleur:静かな時を描きたいと思っています。絵を見た時に、季節の風が吹く瞬間や、空や空気の色、など、その季節のその瞬間の 静かな時を感じて頂けたら嬉しいです。
風景画においては、主張しすぎない作品作りを心掛けています。目を細めてふと眺めたくなるような、どこか遠く懐かしい雰囲気があり、心がふわっと動く——けれどもしつこくなく、お部屋の背景としてそっと寄り添うような絵を目指しています。
また、花屋という職業柄、「季節の色や感覚」を大切に描いています。通年飾るお気に入りの作品も素敵ですが、季節の移ろいを感じたときに、手元のコレクションからその季節にぴったりの一枚を選んで飾る楽しみも提案したいですね。
もうひとつのこだわりは「立体感」です。あえてモデリングペーストを使用し、テクスチャーアートとして風景画を描くことで、花や葉、風や波に凹凸を生み出しています。思わず触れたくなるような親近感と、立体的な質感を感じていただけたら嬉しいです。

ランニングの風や光が、一枚の絵のアイデアに
インタビュアー:確かにこの立体感は素敵ですね!ずっと眺めていたくなります!続いて、日々の制作のアイデアやインスピレーションは、どのようなところから湧いてきますか?
vie fleur:趣味のランニングをしている時間が大きなインスピレーション源です。走りながら出会う景色から、さまざまな情景を五感で感じ取っています。
花や木々から「色」を受け取り、風や香りで「季節」を感じ、朝陽や夕陽の光で「時間の移ろい」を知る……。ひとつの絵を構成する様々なシチュエーションやイメージが、走っている最中に広がっていきます。

透明水彩とモデリングペースト、2つの運命的な出会い
インタビュアー:まさに趣味と実益を兼ねたランニングですね!次に、これまでの活動の中で、特に印象に残っている出来事やターニングポイントを教えてください。
vie fleur:私にとってのターニングポイントは2つあります。
ひとつ目は、花を習い始めた頃に出会った「透明水彩」です。生花はいつか枯れてしまいますが「そのみずみずしい質感と色をなんとか残したい」と思い、1輪の花や葉、花瓶に飾った花、花束などを夢中で描きました。その魅力は今も変わらず、花教室の季節のご案内はすべて透明水彩で描いています。
ふたつ目は「モデリングペースト」との出会いです。アクリル絵の具で描いた下絵の上に、立体的に花や葉を描き出せる表現力にとても感動しました。これが現在のテクスチャーアート作品へと繋がっています。

小窓から覗く四季のように、日常を彩る作品を届けていきたい
インタビュアー:透明水彩の作品も拝見してみたいです!是非出品してくださいね!次に、作家として、今後挑戦してみたいことやこれからの展望を教えてください。
vie fleur:これからもランニングや旅を楽しみながら、たくさんの風景に出会い、季節の風景画のバリエーションを増やしていきたいです。
皆様にお気に入りの一枚を見つけていただき、まるで「部屋の小窓から季節の風景を覗く」ように、時期に合わせて掛け替えて楽しんでいただけるような作品をこれからも描き続けていきたいと思っています。

読者の皆様へメッセージ
インタビュアー:時期に合わせた掛け替え…ぜひ広めて行きましょう!最後に、この記事を読んでいるファンの方や、これから作品に出会う方へメッセージをお願いします。
vie fleur:心がふっと動くような風景や、どこか懐かしい記憶の中の風景がありましたら、ぜひお部屋に飾ってみてくださいね。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

@la.vie_home