13年の図案家としての技術を宿す「新しい和の絵」——手描き和紙で紡ぐ、受け継がれる命と暮らしの彩り【石川 均インタビュー】 - FROM ARTIST

13年の図案家としての技術を宿す「新しい和の絵」——手描き和紙で紡ぐ、受け継がれる命と暮らしの彩り【石川 均インタビュー】

染織図案の伝統と、命のめぐりを重ね合わせて

今回は染織図案家、画家として活動されている「石川 均」さんにお話しを伺いました。

インタビュアー:本日はよろしくお願いいたします!自己紹介と、現在どのような作品を中心に制作されているか教えてください。

石川 均:染織図案家、そして画家として活動しております。京都の着物図案家に13年間師事し、独立後は京都府知事賞や京都商工会議所会頭賞など、数々の賞をいただきました。現在はこれまで培った伝統的な図案の経験をベースに、和紙を用いた手描きの作品を中心に制作しています。日本の豊かな四季や草花、女性をモチーフに「受け継がれる命」というテーマを表現しています。

伝統を学ぶ日々の中で芽生えた、自分だけの「美」への衝動

インタビュアー:素晴らしい経歴ですね!続いて、アートの道を志した原点と、現在の活動を始めたきっかけを教えてください。

石川 均:幼少期から絵を描くことや、ものづくりに夢中な子どもでした。その後、着物の図案家として長年経験を積む中で、日本の伝統文化や四季の移ろい、色彩の奥深さに触れる機会に恵まれました。仕事を続けるうちに「仕事としての図案ではなく、自分自身の感性で日本の儚くも美しい世界を自由に表現したい」という想いが強くなり、画家としての制作活動をスタートさせました。

暮らしに溶け込む、手描き和紙ならではのぬくもり

インタビュアー:自由に表現したくなる気持ち…わかります!次に、制作する上で、最も大切にしているこだわりやコンセプトは何ですか?

石川 均:素材としての「和紙」の存在をとても大切にしています。和紙が持つ独特の温かみや豊かな風合いを生かし、手描きだからこそ生まれる一点ものの表情にこだわりを持っています。ただ「和風の絵」を描くのではなく、作品を一枚飾ることで日々の暮らしに自然な和の彩りを添え、心がすっと豊かになるような時間をお届けしたいと考えています。

日常に咲く四季と、積み重ねてきた技術の引き出し

インタビュアー:和紙は本当に独特ですよね!もっと注目されてもいいと思います。では、日々の制作のアイデアやインスピレーションは、どこから湧いてきますか?

石川 均:身近に広がる自然や、季節がゆるやかに移り変わる瞬間に触れたとき、多くのヒントが得られます。また、長年にわたり染織図案家として研鑽を積んできた日々そのものが、私の中にあるかけがえのないアイデアの引き出しとなっています。

評価された過去から、新たな挑戦の舞台へ

インタビュアー:オリジナリティが確立されていると感じます!次に、これまでの活動の中で、特に印象に残っている出来事やターニングポイントはありますか?

石川 均:図案家として数々の賞をいただけたことは、現在も大きな励みであり大切な誇りです。そして現在、画家として新たな一歩を踏み出し、「慶雲館アートフェス」へ参加できたことが大きな節目となりました。今後も「福知山市大江町和紙伝承館」での展示をはじめ、さまざまな展覧会に積極的に挑戦していく予定です。

素晴らしい素材と技を「次の形」で未来へつなぐ

インタビュアー:楽しみですね!続いて、今後挑戦してみたいことや、これからの展望をお聞かせください。

石川 均:これまで培ってきた染織図案の技法を生かしながら、これまでにない「新しい和の絵」を表現していきたいです。和紙という日本が誇る素材の魅力を大切に守りながら、巡りゆく命や循環の美しさを作品として未来へ残していくことが目標です。私の作品が皆さまの生活に寄り添い、ふと目を向けたときに心が満たされるような、そんな作品を生み出せる作家であり続けたいです。

一枚の絵との出会いが、あなたの毎日にやさしい彩りを

インタビュアー:応援しています!最後に、ファンの方や、これから作品に出会う方へメッセージをお願いします。

石川 均:私の作品を見つけてくださり、本当にありがとうございます。日本には、美しい四季の景色や和紙、着物、伝統文様など、長い年月をかけて大切に受け継がれてきた文化がたくさんあります。作品を通じてその美しさを身近に感じていただき、皆さまの暮らしに新しい彩りを取り入れていただけたら幸いです。一枚の絵との出会いが、日常を少しでも豊かに彩るきっかけになれば嬉しく思います。これからも一枚一枚、心を込めて描いてまいります。

【名前(活動名)】
石川 均
【肩書き・ジャンル】
染織図案家、画家
【SNS・WEBサイトのURL】
【FROM ARTISTアーティストページ】
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