皆さんは好きな画家や絵画のジャンルはありますか?
油絵や切り絵、鉛筆画など様々ありますが、水彩画は特に知っている方、学生時代に授業などで触ったことがある方も多いのではないでしょうか。
私も小・中学生の頃の図画工作や美術の時間で水彩絵の具を使った記憶があります!
水彩画を使ったイラストや風景画など様々ありますが、今回は歴史的に有名な画家の「静物画」、草花などに焦点を絞ってご紹介をしていこうと思います!
もしかしたらご存じの画家さんも出てくるかも…。
目次
・作品の紹介(FROM ARTISTに掲載中の花の水彩作品紹介、作者のその他の作品みたいな感じで作品一覧を記載)
・ポール・セザンヌ
・ジョン・セル・コットマン
・ラウル・デュフィ
・エミール・ノルデ
・まとめ
FROM ARTISTについて
ポール・セザンヌ
モネやルノワールに並んで、印象派といえば!と名前を挙げられるほど有名な画家です。
油絵の印象が強い方も多いと思いますが(実際筆者もそう思ってました)、1839年~1885年の後半期以降は水彩画に注力しだしたという話もあります。
「フラワーポット」(1885)
大胆に残した白、鉢や葉っぱの裏に落ちる影の黒とのコントラストがはっきりと描かれていて、昼下がりのような温かさを感じます…!
チャールズ・デュマス
1883年〜1935年の間、主にアメリカで活動を行っていた画家です。日本ではあまり馴染みのない画家かもしれませんが、アメリカでは小さな子供たちでも知っているほどとのこと。
有名な作品は油彩画が多いですが、彼の描く水彩画も多く残されています。
「ポピー」(1929)
彼の水彩画の中でも傑作と言われている作品。オレンジの鮮やかな色彩と、植物の艶やみずみずしさを感じます。
ジョン・セル・コットマン
19世紀初頭に活躍した、水彩画家です。
若いころから絵を描いており、大学の美術教授や水彩画化協会の会員になるなど幅広く活躍していました。
「グレタ橋」(1806)
水彩と言えば白い余白や透明さを感じる者が多い印象ですが、コットマンの作品は全体的にくすんだものやどこか暗さを感じるものが多いように私は思いました。
水彩絵の具のほかにライスペーストなどのメディウムを用いて描いたものもあるそうで、画材にも様々な工夫が凝らされているのかもしれません。
ラウル・デュフィ
ラウル・デュフィはフランスの水彩画家です。貧しい家庭であったこともあり、本格的に画家として作品が世に知られるようになったのは出生から約40年ほど経ってからだそうです。
「アネモネ」(1950)
はっきりと描かれた輪郭や独特なタッチが印象的で、デザイナーとして活躍していた時期もありました。晩年には、「アネモネ」や「アトリエ」といった作品の連作を制作していたそうです。
エミール・ノルデ
エミール・ノルデは1867年~1956年に活躍したドイツの画家です。油絵のほかにたくさんの水彩画も遺しており、この時代を代表する水彩画家ともいわれています。
作品名不明(1930年ごろ)
エミール・ノルデの描く水彩画の多くは風景画や草花などをモチーフにしたものが多く、彼の当時の住居が北欧にあったことが関係しているからと思われます。鮮やかな色彩と水の滲み、水彩ならではの流動的な水の動きを感じます…!
まとめ
上記で様々な年代・国の画家を紹介させていただきましたが、一言で「水彩画」と言っても画家によって全く作品の雰囲気が異なっていましたね!
それぞれの画家によって生い立ちはもちろん違いますし、絵に対する姿勢や絵を描き始めたきっかけ、生涯を経て出会った人物からの影響などによってそれぞれの作風・モチーフも変わってくるのだと思います。
インターネットだけでは得られない情報もたくさんあると思うので、是非気になる画家の作品展が近場で合った際には現地に赴いてみたいものです。(展示作品を生で見られるのはもちろんですが、私は作品の合間に置いてある作家の詳細や時代背景について書かれたキャプションを読むのも好きです)
FROM ARTISTについて
FROM ARTISTでは、約300名のアーティストのご登録いただいて様々な作品や企画を開催・販売しています!
今回の記事では水彩画にフォーカスを当てて歴史上の画家を紹介させていただきましたが、サイトでは水彩以外にも油絵やデジタルアートなど、現役で活躍されているアーティストの作品を多数取り扱っています。
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執筆者:フミトリツムギ
FROM ARTIST運営スタッフ。特集記事やコラムを組んだり、アーティスト目線での運営のサポートを行っています。
普段は専門学校で講師を行いつつ、個展や公募展など作家活動に励んでいます。
監修者:戸井田翔馬
BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。