静寂と躍動が織りなすメルヘン──ゆき ひろこの世界

静寂と躍動が織りなすメルヘン──ゆき ひろこの世界

静けさと動き。相反するふたつの要素が一枚の画面に同居するとき、そこにはどんな物語が生まれるだろう。ゆき ひろこは、アメリカ、オーストラリア、北欧と各地を巡り、多様な文化圏のアーティストと交流を重ねてきた作家だ。帰国後はデザインや美術教育の現場で活動しながら、メルヘンやファンタジー、そして動物たちをモチーフにした作品を生み出している。彼女の画面には、旅で培った多層的な視点と、物語への静かな愛情が溶け合っている。

作品紹介

タイトルに冠された「静&動」という言葉は、そのまま画面の構造を示している。止まっているものと動くもの、沈黙と音、凝視と流動。相反する要素を一枚のなかに収めるには、構図の緊張感とモチーフの選択が問われる。ゆき ひろこがどのようなバランスでこの対比を成立させているのか、作品そのものが語りかけてくる。

静&動

静&動

by ゆき ひろこ

静寂と動きのバランスの中にある、日常の穏やかさを描いた作品。猫のしなやかさになぞらえて、時に佇み時に歩む、そうした自然な営みの中に心の余裕が生まれる様子を表現しています。二枚連結の横長の構成が、静と動の対話を静かに紡ぎ出します。

サイズ medium
価格 ¥38,000
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対極にあるものを並置するのではなく、溶け合わせる。その試みが、鑑賞者それぞれの記憶や感覚と呼応する余地を残している。

ひとつの画面に対極の要素を織り込むことで、作品は単なる情景描写を超えた余白を獲得する。眺めるたびに異なる表情を見せるその奥行きは、日常の空間にささやかな問いと驚きをもたらしてくれるだろう。気になる作品があれば、手元に迎えてみるのも一つの選択かもしれない。

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