本日は2022年7月から画家としての活動を開始し、様々な展示に精力的に出展しているアーティスト「idogaeru」さんにお話をお伺いしました。
本日はお忙しい中、インタビューにご協力くださりありがとうございます!
最近のお仕事やご活動ではどんなことをされていますか?
今年の7月から画家として独立したのですが、主な活動は百貨店やギャラリーでの個展やグループ展で展示、販売やご依頼をいただき作品の販売をしています。
なるべく作家さんやお客さんと触れ合う場をつくるようにしています。
イラストレーター・画家として様々な活動をされてきたと思いますが、これまでの活動の中で特に思い出深いものがあれば教えてください。
2021年に参加したカルーゼル・デュ・ルーヴルでのアートイベントです。
このイベントに出たいと思い3年くらい前に目標を立てて、ちゃんと実現させたイベントなので思い出深いです。
これまでで一番印象に残っているアート作品はなんですか?当時の印象やその理由を教えてください。
伊藤若冲の【動植綵絵】です。
作品の印象はただただ圧巻の一言です。
絵の持つエネルギーも凄いですが、絵に対して色々とやってみたいという欲みたいなものの熱量が凄まじいなと思い、尊敬しています。
以前はデジタルアートでイラストレーターとしての活動がメインだったそうですが、現在はアクリルガッシュでの作品制作にも注力されるようになったとお聞きしました。アナログ作品を制作するようになったきっかけや理由などあれば教えてください。
アナログを描くキッカケは、2021年のルーヴルのイベントに参加する事が決まった事です。
その時に海外でも活躍されている作家さんに話を伺い、デジタル作品よりアナログ作品の方が魅力的なんじゃないかなとアドバイスをいただき、作風からガラッと変えました。
様々なジャンルの作品に挑戦されていますが、作品の制作のなかで心がけている事・こだわりはありますか?
絵を観ただけでは伝わらない思いを、文章や言葉で説明した時にしっかり納得してもらえるよう熱量の籠った作品作りを心がけています。
ここ数年はコロナ禍でお仕事に影響を受けた方が多く見受けられましたが、イラストレーター・作家活動でも何か影響や変化はありましたか?
冒頭でお話ししましたが作家として独り立ちしたのが最近で、それまでは飲食店で社員をしていました。コロナ禍での作家活動などはそこまで影響はなかったですが、気持ち面ではとても変化がありました。
勤め先のお客さんの中にもコロナ禍で大変になった方は沢山いましたが、その状況をなんとかしようと新たな挑戦を始める方達の姿に刺激を受け、僕も画家として独立しようと決断できました。
idogaeruさんの作品では「時」をモチーフにしたものが多く見受けられますが、idogaeruさんにとって過去・未来とはどのようなイメージがありますか?
これは作品の説明にもなるんですが、過去は様々な経験が積み重なった色んな色や形の集まりのようなものだと思っています。
そして、未来はまだ誰もが足を踏み入れてない真っさらな未開の地というイメージです。
僕の作品ではこの過去と未来を一つのモチーフの中に混在させる事で今現在の姿を表現しています。
今後挑戦してみたいと思っている表現やテーマはありますか?
今までは平面しか作ってこなかったので、立体物での表現に挑戦したいです。
自分で作ったモノを極彩色に彩色してみたいです。
理想を言えば、極彩色に彩られた仏像みたいなものを作れたら面白そうだなと思います。
極彩色の仏像、実際に作られたら是非生で見てみたいです!
ちなみに、現在の目標・目指していることはありますか?
とても無謀な気もしますが、2025年にアートバーゼルに出る事です。
バーゼルに出れるくらいの実力をつけたいという気持ちが強いです。
最後に、FROM ARTISTをご覧の皆さんにお伝えしたいことがあればお願いします。
これは僕が画家活動をしている理由にもなるんですが、【誰でも自分の可能性を信じて進んでいけば、いつからでも理想の未来は作れる】という事を信じて、一度の人生を謳歌して笑って死んでいける未来を作ってほしいと思います。
その証明をするためにも今後も活動に励みますので、idogaeruという画家がいることを覚えておいていただけたら嬉しいです。
FROMARTIST掲載中の作品をご紹介
作品名:【己に反旗を翻す】
詳細ページURL:https://from-artist.com/products/onorenihankiwohirugaesu