目次
1.はじめに
2. アートは「部屋の性格」を決めるスイッチ
3.視線の高さにこだわると“プロ感”が出る
4. アートと家具の“対話”を意識する
5.余白は“呼吸する空間”として残す
6. 配色の統一で“空間に一体感”を
7.“壁だけ”が飾る場所とは限らない
8.まとめ
1.はじめに
インテリアにおいて、家具や照明の選び方はよく特集されていますが、「アートの飾り方」にはあまり焦点を当てられることがありません。絵や写真、ポスター、立体作品などをどう配置するかによって、部屋の雰囲気は大きく変わるのです。ただ壁に掛ければいいというわけではありません。視線の高さ、余白のバランス、空間との対話……それらを意識するだけで、アートは「装飾」から「空間演出」へと進化します。
今回は、おしゃれな部屋を作るために知っておきたいアートの飾り方とレイアウトの基本を、ご紹介します。
2. アートは「部屋の性格」を決めるスイッチ
まず押さえておきたいのは、アートは単なる飾りではなく、「空間の性格を決定づける要素」であるということです。たとえば、落ち着いた色味の抽象画を飾れば部屋に静けさが生まれ、カラフルなポップアートを選べば空間が明るくポジティブな印象になります。
重要なのは、「この部屋でどんな気分で過ごしたいか」を考えること。朝の光が差し込むダイニングには、爽やかで透明感のあるアートを。リラックスしたい寝室には、柔らかい色合いの風景画や水彩作品などがよく馴染みます。
3. 視線の高さにこだわると“プロ感”が出る
美術館を思い出してみてください。どんなに巨大な展示空間でも、作品はおおむね目の高さに配置されています。それには理由があります。人が自然に視線を向ける高さ=アートを最も美しく感じる位置だからです。
家庭で飾る場合も同様に、床から145〜155cm前後をアートの中心として配置すると、違和感がなく美しいバランスが取れます。もちろん、ソファの背後やベッドサイドなど、視線の位置が変わる場合はその都度調整が必要です。
アーティスト:Kana Ikoma
作品名:mo.10
価格:¥64,400
作品詳細:https://from-artist.com/products/mo-10
アーティスト詳細ページ:https://from-artist.com/collections/kana-ikoma
4. アートと家具の“対話”を意識する
部屋は「物」と「空間」の関係性でできています。アートもまた、家具との位置関係によって印象が変化します。たとえば、テーブルの上にアートを飾る場合、アートの横幅がテーブルの70〜80%以内に収まると、美しくまとまり感のあるバランスになります。
ここで面白いテクニックが一つ。家具とアートの“呼応”を演出するという考え方です。たとえば、木製のチェストの上に自然をテーマにした絵画を配置する。あるいは、メタリックなスツールの上にモノクロ写真を飾って、都会的な雰囲気を引き出す。家具とアートが互いに補い合うように配置すれば、空間全体が一つの物語を語り出します。
5. 余白は“呼吸する空間”として残す
アートを飾るときに意外と見落とされがちなのが「余白」の存在です。壁に対してギリギリまでアートを詰め込んでしまうと、圧迫感が生まれます。逆に、適度な余白があることで作品自体が引き立ち、空間全体に“呼吸する余裕”が生まれます。
コツは、アートと天井や家具との間に十分なスペースを取ること。また、1枚の作品だけで物足りないと感じる場合でも、無理に詰め込まず、飾らない部分に意味を持たせる「間」の美学を活用しましょう。
6. 配色の統一で“空間に一体感”を
アート選びに迷ったときは、部屋に使われている色を観察してみてください。家具の色、クッションの柄、ラグの素材感。そこから1〜2色を拾って、アートの中に含まれる作品を選ぶと、空間全体に統一感が生まれます。
ただし、完全に色を揃える必要はありません。微妙にトーンをずらしたり、質感の違う素材を組み合わせたりすることで、空間に“リズム”が生まれ、飽きのこない印象に仕上がります。
アーティスト:JUN
作品名:【MOSS /2】
価格:¥12,000
作品詳細:https://from-artist.com/products/moss2
アーティスト詳細ページ:https://from-artist.com/collections/jun
7. “壁だけ”が飾る場所とは限らない
アート=壁に掛けるもの、という固定概念を捨ててみましょう。床に直接置く、棚に立てかける、天井から吊るす―そういった自由な発想が、空間に抜け感と遊び心を与えてくれます。
特におすすめは、「アートを家具の一部として取り込む」スタイル。たとえば、ブックシェルフの中に小さな額縁を1つ紛れ込ませたり、サイドテーブルの上に小型の彫刻を置いたり。日常の中に自然にアートが溶け込む空間は、使う人にとっても居心地がよく、訪れる人にとっても印象に残るはずです。美術館ではなく、あなただけの空間なので、壁に掛けるだけではなく、あなたが好きなように飾って良いのです。
8.まとめ
おしゃれな部屋を作るには、特別なセンスや高価な作品が必要なわけではありません。むしろ、自分がどんな空間にしたいか、どんな気持ちで過ごしたいかを丁寧に見つめることこそが、最も大切な“アートの飾り方”なのです。
アートは、壁に掛けて終わりではなく、暮らしと共に呼吸し、変化し続ける存在です。アートは飾るものではなく自らと暮らすものです。小さな変化を積み重ね楽しみながら、自分だけの美的空間を作り上げていきましょう。
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FROM ARTIST 運営スタッフ。コラム記事の作成をしています。アーティストの魅力をお伝えできるように、運営のサポートを行っています。
監修者:戸井田翔馬
BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。
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