目次
1.はじめに
2. なぜ現代アートが投資対象として注目されるのか
3. 現代アートの価値はどう決まるのか
4. 初心者が知っておくべき現代アート投資の基礎
5. 投資としての現代アート、メリットとリスク
6. 投資としての現代アートの始め方
7.まとめ
1. はじめに
近年、現代アートが投資対象として注目を集めています。「ただの趣味ではなく、資産としての価値もある」と話題になり、特に新興富裕層や企業によるアートの購入が増加しています。「アートに投資する」と聞くと少し敷居が高く感じる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、現代アートの投資価値を紐解き、コレクターが知るべき基礎知識を分かりやすく解説します。現代アートの市場動向や価値が決まる仕組み、初心者が注意すべきポイントまでを網羅的に紹介します。
2. なぜ現代アートが投資対象として注目されるのか
◯資産価値の上昇
現代アート市場は、近年その規模を拡大し続けています。アート市場の中でも現代アートは特に成長著しい分野であり、有名アーティストの作品はオークションで高額落札されることも珍しくありません。
例えば、下記のバンクシーの《Love is in the Bin》は2021年のオークションで約25億円という価格で落札されました。この作品はオークション会場で落札された直後に、会場にて額縁に仕掛けられたシュレッダーによって裁断され、さらに価値が高まりました。このように、現代アートは「資産としての価値」が確立されつつあります。
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/24806/pictures/3 より画像引用
◯ポートフォリオ分散効果
アートは株式や不動産などの他の投資商品と値動きが異なる性質を持っています。そのため、金融商品との組み合わせで資産ポートフォリオを分散させる効果があります。パンデミック以降は、インフレが続き物価高騰で経済的な不確実性が高まる中で、比較的安定した資産価値を持つアートが注目されているのです。
◯魅力的な所有体験
アートの最大の魅力は、「所有する喜び」です。他の投資商品と違い、作品を家に飾ったり、オフィスのインテリアに利用したりすることで、投資以上の精神的な満足感を得られることもポイントです。
3. 現代アートの価値はどう決まるのか
現代アートを前に、多くの人が抱く疑問があります。「なぜこの絵が何億円もするのか?」-答えは一筋縄ではいきません。現代アートの価値は、単に美術的な「技術」だけでないものによって形成されます。ここでは、その背後にある複雑なメカニズムを分かりやすく解説します。
◯「コンセプト」
コンセプトは現代アートにおいて重要です。たとえば、バンクシーのように社会問題を鋭く風刺する作品は、そのメッセージ性が高く評価されます。また現代アートの父とも呼ばれたフランスの芸術家デュシャンの「泉」(下記写真)のように、男性用小便器にサインをしたものを作品として発表し、日常の物を芸術作品として再定義する試みは、美術史に新しい潮流をもたらしました。ここで価値を決めるのは「技術」ではなく、時代背景や文化的な意義です。
https://www.artpedia.asia/fountain/ より画像引用
◯「市場」
ギャラリー、オークション、批評家など、アートの価値を操作する多くのプレイヤーが存在します。特定のアーティストが「投資対象」として注目されると、その価値は急上昇します。これは絵画が「株式」のように扱われる現代アートの特殊性を象徴しています。
◯「唯一無二性」
重要な要素です。物理的な作品が一つしか存在しない場合や、NFT(非代替性トークン)のような新しい技術が加わることで、作品の希少性が付加価値を高めます。
現代アートの価値を理解するには、これらの要素が絡み合う「意味と価格の交差点」を探る必要があります。それは単なる「絵を見る」行為を超え、文化、社会、経済の動きを映す鏡となるのです。
4. 初心者が知っておくべき現代アート投資の基礎
◯信頼できるギャラリーやプラットフォームを利用する
初心者が最初に作品を購入する際は、信頼できるギャラリーやオンラインプラットフォームを利用することが重要です。ギャラリーではプロのアドバイスを受けられるだけでなく、真作保証やアーティスト情報の提供も受けられるため、安心して購入できます。
また、オンラインプラットフォームではアーティストと直接交渉することが出来る下記のようなオンラインショップもあります。
FROMARTIST(フロームアーティスト)
FROMARTISTはアーティストから直接購入が可能な日本のオンラインプラットフォーム。多数の販売実績があり、幅広いジャンルのアートを取り扱い、作品数やアーティスト数も多く、テレビや雑誌、新聞など多くのメディアに取り上げられ話題性があり、美術館でのイベント開催実績もあるので安心して利用可能です。
◯資産価値だけでなく「自分の好き」を優先する
アート作品は、自分が「好きだ」と思えるものを選ぶことが大切です。市場価値だけを考えるのではなく、所有して嬉しい作品を選ぶことで、投資以上の喜びを得られます。
◯小規模なアートフェアや若手アーティストをチェックする
高額な有名アーティストの作品に手が届かなくても、若手アーティストの作品は比較的手頃な価格で素敵な作品を購入できる場合が数多くあります。将来的に若手アーティストの作品が高騰する可能性もあり、未来あるアーティストへの応援する推し活としてもおすすめです。
アーティスト:カスミラン
作品名:希望の花II
価格:¥11800
作品詳細:https://from-artist.com/products/kibounohana-ii
アーティスト詳細ページ:https://from-artist.com/collections/kasumiran
5. 投資としての現代アート、メリットとリスク
◯メリット
・長期的な資産価値:歴史的にアート作品は長期的に価値が上昇する傾向がある
・感性的な満足感:所有することで精神的な満足感と楽しさを味わえる
・経済的リスクヘッジ:株式や不動産と異なる資産としてポートフォリオを分散可能
◯リスク
・市場の流動性:アート作品はすぐに現金化できるわけではない
・価値の変動:アーティストの評価や市場のトレンドによって価格が上下するリスクがある
・保管コスト:高額な作品の場合、保存や保険にコストがかかり盗難のリスクもある
6. 投資としての現代アートの始め方
初心者が現代アート投資を始めるためのステップを紹介します。
◯リサーチを徹底する
まずはアート市場を学ぶことが大切です。ギャラリー巡りやオークション結果のチェックを習慣にしましょう。また、有望な若手アーティストや評価が高まっている作品に注目することがポイントです。SNSでは多くのアーティストが作品を発表しているので、自宅からでも気軽に調べることが出来ます。
◯小さく始める
いきなり高額な作品を買う必要はありません。価格が手頃な版画やNFTアートなどから始めることで、アート市場の感覚を掴むことができます。
◯専門家の助けを借りる
アートに造詣が深い専門家であるギャラリーのスタッフやアートアドバイザーの意見を取り入れることで、失敗のリスクを軽減できます。
7. まとめ
現代アートは、投資対象としてだけでなく、所有する喜びや感性的な満足感を得られる特別な存在です。価値の決まり方や市場の動きを理解しつつ、自分が「好きだ」と思える作品を選ぶことが、アート投資の成功の鍵です。
初心者の方もこの記事を参考に、現代アートの世界に一歩足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。アートとの出会いが、あなたの人生を豊かにしてくれるでしょう。
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FROM ARTIST 運営スタッフ。コラム記事の作成をしています。アーティストの魅力をお伝えできるように、運営のサポートを行っています。
監修者:戸井田翔馬
BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。
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