自由と独創の軌跡――KIYOHIRO HASEGAWAが描く変化と不変

自由と独創の軌跡――KIYOHIRO HASEGAWAが描く変化と不変

2022年、詩から絵画へと表現の場を移したKIYOHIRO HASEGAWA。翌年には新人賞を受賞し、以後北海道を拠点に作品を発表し続けている。その画風は具象から抽象、想像の世界まで縦横無尽に変化する。けれども一貫しているのは、既存の枠に収まらない自由と独創性への渇望だ。今回ご紹介する6点は、風景という題材を通じて彼の多様な表現が交差する場所でもある。静謐な古寺から天空を駆ける龍まで、その振れ幅の大きさこそが、この作家の本質を物語っている。

作品紹介

風景は、見る者の内側にある記憶や感情と共鳴する。ある時は懐かしさとして、ある時は憧憬として、またある時は未知への予感として。KIYOHIRO HASEGAWAが描く6つの風景は、そのどれもが異なる手法と筆致で描かれながら、一本の糸で繋がっている。それは「自然と人との関わり」という、普遍的でありながら常に新しいテーマだ。

古寺の春景色

古寺の春景色

by KIYOHIRO HASEGAWA

青く深まった枝垂れ柳と満開の桜に包まれるように静かに佇む古いお寺。透明性の高いアクリル絵の具の塗り重ねが生み出す、角度によって変わる立体感。日本の春を映す情景の中に、水彩とは異なる表現の奥深さが息づいています。

サイズ 38.8×46.5cm
価格 ¥43,000
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古寺の静けさに満ちた春の気配から一転、視線を開けた大地へと向けてみる。

レイクヒルファームの花畑

レイクヒルファームの花畑

by KIYOHIRO HASEGAWA

洞爺湖沿いの国道に佇む、青い屋根のジェラート屋。その前に広がる草原には、色とりどりの花が咲き誇ります。北海道の名勝を彩り鮮やかに捉えた一枚。額装することで、また異なる表情を見せる風景の魅力があります。

サイズ 45.5×38cm
価格 ¥50,000
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花畑の明るさが記憶に残るなか、今度は光そのものが主役となる場所へ。

木漏れ日の道

木漏れ日の道

by KIYOHIRO HASEGAWA

公園の散策路で感じた木漏れ日と静寂。現場で描かれたこの作品には、鳥の声が聞こえ、心地よい風が流れ込みます。山の中で出会った癒しの風景が、柔らかな水彩で親密に映されています。

サイズ 24.5×33.2cm
価格 ¥20,000
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木々の間を抜ける光の揺らぎは、やがて風という見えない存在の予感へと繋がっていく。

風を感じて

風を感じて

by KIYOHIRO HASEGAWA

旭川のポプラ並木に沿う乗馬クラブで、人馬一体となって夏の風を感じながら馬場を駈ける。その爽快感と美しさが、キャンバスに生き生きと躍動しています。瞬間の喜びを捉えた作品です。

サイズ 31.8×41cm
価格 ¥39,800
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風を感じる身体性から離れ、視点を天へと引き上げてみれば──

飛竜

飛竜

by KIYOHIRO HASEGAWA

垂らし込み技法で自在に流れるアクリル絵の具が生み出す、予測不能の美しさ。色彩が交わり、混ざり、溶け込む過程の中で、竜という生命が立ち上がる。抽象表現の創造性と魔法が詰まっています。

サイズ 18.3×18.3cm
価格 ¥10,000
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龍が駆ける空の躍動を経て、最後に辿り着くのは流れゆく雲という静かな時間。

雲流る

雲流る

by KIYOHIRO HASEGAWA

雲がゆっくり流れる、どこまでも広がる草原。その中に聳える道東の秀峰。遅い夏の光に包まれた山々の情景を、想像を膨らませながら描いた一枚。大地と空が呼吸する広大な世界があります。

サイズ 31×41cm
価格 ¥39,800
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静と動、具象と抽象、地と天。多様な表現を経た先にあるのは、創造という行為そのものへの誠実さだろう。

詩人の眼差しと画家の筆が交わるとき、そこには言葉では捉えきれない風景が立ち上がる。KIYOHIRO HASEGAWAの作品は、見る者それぞれの記憶や感覚と呼応しながら、静かに語りかけてくる。空間に一枚迎え入れれば、日常の中に小さな問いと発見が生まれるかもしれない。変化し続ける画風の先に、あなた自身の風景が映り込むことを願って。

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