目次
1.はじめに ― 小さな世界が生まれる瞬間
2.筆を持つとき、心の扉がそっと開く
3.かたちになる前の“気配”を追いかけて
4.画面に広がる、どこか懐かしい心の風景
5.色と筆致に宿る、感情のかけらたち
6.アート制作は“迷うこと”から生まれる旅
7.完成した作品が持つ、静かな温度
8.見る人の心とそっと響き合う場所
9.おわりに ― 今日も新しい世界が生まれていく
10.それでも筆をとる理由
1. はじめに ― 小さな世界が生まれる瞬間
アーティストが筆を手にした瞬間、その先にはいつも小さな世界が灯ります。まだ姿を持たない感情や胸の奥にひっそり眠っている記憶の粒のようなものが、色や線となって少しずつ形を帯びていく。絵を描くという行為は外の景色を写すだけでなく、心の奥の静かな場所にそっと光を当てるような優しい時間でもあります。
【作品名】Something Happiness2
【アーティスト名】Tatsuo Okumura
【制作年】2024年
【作品の向き・サイズ】正方形 縦40cm×横40cm
【額縁の有無】無
作品の説明：
静と躍動、様々な希望と幸福感を描きました。
額縁なしです。木枠（固定）を取り付けております。
※ガラスは入りません。
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/tatsuo-okumura
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/something-happiness2
2. 筆を持つとき、心の扉がそっと開く
アーティストにとって制作は、どちらかといえば“外へ向かう”というより“内へ潜る旅”に似ているでしょう。白いキャンバスの前に立ち、深く息を吸うと、周囲の音がふっと遠くなり、自分でも気づいていなかった感情がふわりと浮かぶことがあるそうです。それが喜びなのか、不安なのか、あるいは懐かしい思いなのか。どんな感情であっても筆はそれをやさしくすくい上げてくれます。
【作品名】『輝き（Shining）』
【アーティスト名】Hama
【制作年】2025年9月
【作品の向き・サイズ】縦長 キャンバスP4 縦333mm×横220mm
【額縁の有無】無
作品の説明：
生命の輝きを感じる場所
幾重もの輝きを放ち
我々を魅力する
※一点物（原画）になります
※キャンバス裏に金具を取り付け、紐を通すため、そのままでも飾っていただけます。
※キャンバス側面に布製のキャンバステープを貼って仕上げています
※サインは表と裏の両面に入ります
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/hama
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/shining
3. かたちになる前の“気配”を追いかけて
描き始めるとき、明確な完成図があるとは限りません。むしろ、ぼんやりした気配だけが先にあって、その気配を追いかけるように一筆目が動き出すことの方が多いのです。最初の線が紙に触れた瞬間、心の扉が少しだけ開き、その隙間から入り込んでくる光や影を辿りながら静かな探索が始まります。
【作品名】bonbon
【アーティスト名】大友利香
【制作年】2024年制作2025年加筆
【作品の向き・サイズ】縦長 縦41㎝×横31.8㎝
【額縁の有無】無
作品の説明：
心ウキウキ、ボンボンショコラ。楽しい気分になっていただけたら嬉しいです。
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/ootomorika
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/bonbon
4. 画面に広がる、どこか懐かしい心の風景
そうして生まれる風景は、現実のどこにもないのになぜか懐かしさを含んでいることがあります。子どものころに一度見た夕焼けのようでもあり、夢の中でだけ訪れた町のようでもある。おそらくそれは、アーティストが心の奥で大切にしてきたものたちが、そっと形になって現れた世界なのかもしれません。
【作品名】時の流れ
【アーティスト名】M.Okamoto
【制作年】2025年
【作品の向き・サイズ】縦長 縦33.3㎝×横24.2㎝×厚み1.8㎝
【額縁の有無】無
作品の説明：
昔、通った小さな店は、まだ在るのだろうか。秋風がそよぐ頃訪れた街角に、時が止まったかのような青い扉が見える。それは古き佳き時代への想い出の入り口。
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/tokinonagare
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/m-okamoto
5. 色と筆致に宿る、感情のかけらたち
絵の中には、色の温度や筆致の勢いといった小さな部分にも感情のかけらが宿っています。静かな青には穏やかな祈りが潜み、鮮やかな赤にはふつふつと湧き上がる情熱が息づくように。言葉では伝えきれない気持ちが色や線を通してそっと語りかけてくるのです。
【作品名】夏の色彩
【アーティスト名】南岡徹
【制作年】2008年
【作品の向き・サイズ】縦長 22.0cm×16cm
【額縁の有無】無
作品の説明：
まだ美大生だった頃、夏の訪れ、活動的に高まる気分の中制作しました。
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/natsunoshikisai
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/minamiokatohru
6. アート制作は“迷うこと”から生まれる旅
作品づくりの道のりは、いつもスムーズとは限りません。途中で迷ったり、戻ったり、ときには立ち止まってしまうこともあります。でも、その迷いこそが作品に深さを与えます。進むべき方向に迷っても、ふとした瞬間に開ける景色があります。その瞬間の輝きがアーティストを次の世界へ導いてくれるのです。
【作品名】形相は溶解し、存在は風のまま。
【アーティスト名】MORI-SHIN
【制作年】2025年
【作品の向き・サイズ】横長 53cm×45.5cm
【額縁の有無】有 仮額付き
作品の説明：
世界は理由もなく一気に存在し、始めも終わりもない。世界は概ね回転しているので、風は常に吹いていて終わりはない。アーティストは風のなかで存在の部品を集めて風に立ち向かう。それはまた、次の風に吹かれ連綿と続く。ディランが答えは風に舞うと歌ったのはそういう事だろう。
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/gyousouhayoukaishi-sonzaihakazenomama
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/mori-shin
7. 完成した作品が持つ、静かな温度
完成した作品には、描いていた日の空気、思い出、感情、そして無意識に沈んでいた願いまで、さまざまなものが溶け込んでいます。その温度は作品を見る人によって感じ方がまったく異なります。同じ絵を見ているのに、ある人には温もりとして届き、別の人には切なさとして触れる。アートが持つ不思議な魅力は、そんな“心の鏡”のようなところにもあります。
【作品名】赤い日の出
【アーティスト名】Art Dream Awaji
【制作年】2025年
【作品の向き・サイズ】横長 14cm×18cm
【額縁の有無】有
作品の説明：
2025年の初日の出は雲が少しあるもののとても穏やか日の出でした。太陽が出てからほんの数分だけ、辺り一面が真っ赤になる瞬間がありました。その一瞬を描きました。
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/akaihinode
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/art-dream-awaji
8. 見る人の心とそっと響き合う場所
アートを見ることは、誰かの心に触れることであり、自分自身の心を見つめる行為でもあります。アーティストが筆先に託した時間や思いが作品を通して別の誰かの胸に届き、そこでまた新しい意味をもちはじめる。作品は完成したあとも、静かに息をし続けるようにさまざまな人の心に寄り添っていきます。
【作品名】Memory of Layes-悠久の時
【アーティスト名】_m_art / 五十部美世（MIYO ISOBE）
【制作年】2025年
【作品の向き・サイズ】正方形 111.7㎝×111.7㎝×3㎝
【額縁の有無】無
作品の説明：
本作は2025/8/6〜8/10に兵庫県立美術館にて展示の作品です。ご購入者様には展示後、丁寧にお届け致します。
幾重にも重なる漆喰と異なる素材の層が深い陰影と質感を生み出し、ゆったりとした悠久の時を感じさせるS50号の大作。
時間の層や地層、波etc、様々な解釈が出来、1日の中で光や時間とともに移ろう表情を楽しめます。
サイドまで施したテクスチャーとグレージュのやわらかな色合いがナチュラルからモダン空間まで上質に彩り、いつもの空間が広く感じられるような奥行と深みをもたらします。
呼吸する漆喰が空間を浄化し、心も整える大作。
スパやホテル、クリニック、サロン、店舗、別荘、個人邸宅など、幅広い空間におすすめです。
(シーラー・グラステープ・ジェルメディウムで丁寧に補強。漆喰を塗るまでに10時間以上をかけました)
作品詳細
サイズ:1117×1117×3cm
素材：アクリル絵の具、100%オーガニック漆喰(層の部分に使用)、モデリングペースト、ジェルメディウム、シーラー、グラステープ、最高品質ウッドパネル
裏面サイン・金具・吊紐付き／作品証明書あり
重さ:6.5kg
※天地左右お好みの向きで展示可能
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/memory-of-layes-yuukyuunotoki
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/_m_art
9. おわりに ― 今日も新しい世界が生まれていく
そして今日も、どこかでそっと筆を握り、誰かの心の奥に潜んでいた風景が新しい世界として生まれようとしています。そこに広がるのは、アーティストだけの世界のようでいて作品を見る人の心にもやさしく寄り添ってくれる場所。静かで、あたたかくて、そしてとても自由な空間です。アートは目に見える形をしていながら、その奥に無数の物語を秘めています。見る人の数だけ、新しい物語がそっと灯るのです。
【作品名】橙の世界10-I
【アーティスト名】久田あつ子
【制作年】2022年11月
【作品の向き・サイズ】正方形 縦10cm×横10cm×厚み1.5cm
【額縁の有無】無
作品の説明：
アクリル画 (額縁無)
包張りキャンバス
（サイドにも色付けが施されています）
縦 x 横 x 厚
100mm x 100mm x 15mm
(厚みはキャンバスのみの数字です。実際は、これに絵の具の厚みがプラスされます。)
IRONOEが繰り出す、色の世界をお楽しみください♪
IRONOEたちは、私達を元気にしてくれたり、癒してくれたり・・・
その場の雰囲気に変化をもたらしてくれたり・・・
凹凸のあるタッチが、展示物としてだけではなく、空間にも美しさを演出します。豊かなエネルギーとともに、あなたの心を癒す絵画です。
この作品を手にすることで、あなたは日常の中でも癒されたり、励まされたり…
IRONOEがあなたをいつでも応援してくれることでしょう…
是非、あなたの空間にIRONOEを飾ってみてください。あなたの生活を彩る新しいエネルギーをお届けします。
※写真と実物では色味が異なって見えることがございます。
▪️立体感的で、色のエネルギーをかもし出しています。
▪️あなたにふさわしいエネルギーで、あなたの帰りを迎えてくれます。
▪️お部屋を調和のとれた空間にしてくれます。
▪️原画は、全てオリジナルです。そして、世界にたった1つだけです♪
【補足】 ・原画は、画面上より、トーンが少し落ちついた感じの色です。 また、多少、色が異なる場合があります。
ご了承ください。
・原画（表面）には、サインはありません。裏面にサインしています。
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/daidainosekai10-i
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/hisadaatsuko
10. それでも筆をとる理由
それでもアーティストが筆をとり続けるのは、描くことが「自分とつながる時間」だからかもしれません。日々の忙しさのなかで見失ってしまう気持ちや、本当はそっと抱きしめていたかった想い。それらをひとつずつ丁寧にすくい上げてくれるのが、筆先であり、色であり、キャンバスという広い場所なのです。
描くことで、ようやく息をつける夜があります。描くことで、言葉にできなかった気持ちを許せる朝があります。作品づくりは、誰かのためだけではなく、まずは自分自身を大切にするための行為なのだと思います。
そして、その優しく紡がれた世界が、巡り巡って誰かの心をそっと温めたり、背中を押したり、涙を受け止めてくれたりする。アートが持つ力は、けして派手ではないけれど、ゆっくりと確かに広がっていく“あたたかな灯り”のようです。
だから今日もまた、誰かの筆先で新しい世界が生まれ、私たちはその物語にそっと出会うことができるのだと思います。
【作品名】メメント・モリ
【アーティスト名】ma-3
【制作年】2024年
【作品の向き・サイズ】縦長 727㎜×606㎜
【額縁の有無】有
作品の説明：
霞ヶ浦に寄港したツェッペリンは人類史初の戦略的爆撃を欧州全土に展開し、寄港した前年に生を受けたゲバラは大国のエゴと闘い射殺された。『若者よ死を忘れるな』
アーティスト詳細ページ：https://from-artist.com/collections/ma-3
アーティストご本人による作品解説動画
前編：https://youtu.be/OGYYpSZfQME
後編：https://youtu.be/Q2iaLsGngBo
作品詳細ページ：https://from-artist.com/products/mementomori
現在「FROM ARTIST」には800名を超えるアーティストが在籍しており、
毎日新たな絵画作品が続々と追加されています🌼
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執筆者：RIEKO
FROM ARTIST運営スタッフ。SNS運用や特集記事作成しています。アート好きの目線で運営をサポートしています。
監修者：戸井田翔馬
BUSCA合同会社CEO。FROM ARTIST事業責任者。
マーケターとしてキャリアをスタートし、事業会社・広告代理店を経験し独立。
カリフォルニア大学バークレー校やロンドンビジネススクールなど複数の大学院・ビジネススクールでマーケティング関連のプログラムを修了。
また、マッコーリー大学でMBAコアカリキュラムを、ブリティッシュコロンビア大学で教育におけるアートの重要性も学んでいる。
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