人に触れる仕事と、人に見せる表現。一見すると異なる二つの営みだが、YUMIKOの手の中では、それらはひとつの源泉から湧き出ている。整体師として日々身体と向き合いながら、彼女は視覚を通じた癒しの可能性を探ってきた。描くことは幼い頃からの習慣であり、喜びであり、誰かとつながる方法でもある。富山の風土が育んだ感性は、静けさと温もりをたたえた筆致となって、カンバスに宿る。
作品紹介
絵を前にしたとき、私たちはまず何を感じるだろう。色か、形か、それとも画面の向こうに広がる空気そのものか。整体という触覚の世界で人と向き合ってきたYUMIKOは、視覚を通じて別の触れ方を模索している。今回紹介する二つの作品は、その探求が結実した風景である。
では、その透明な感覚を抱いたまま、もう一枚の風景へと視線を移してみたい。
透明さと明け方。どちらも移ろいやすく、捉えがたい瞬間を描いた作品だが、そこには確かな手応えが残されている。
二枚の絵が語るのは、光と影、始まりと奥行き。どちらも日常の中にひそやかに存在する風景でありながら、見つめるたびに新しい表情を見せてくれる。YUMIKOが描く世界は、アートとの出会いが持つ偶然性と必然性を静かに信じている。あなたの空間に迎え入れたとき、その絵はどんな癒しをもたらしてくれるだろうか。